【美容室開業の罠】工事費以外に必要な予想以上の買物予算〜資金不足の原因
(イラスト:飯島由敬)
非常に多くの方が陥る「間違った基準」。
それは、開業に必要な予算って主に「店舗工事の費用だけ」という間違えた認識です。
「店舗工事費におそらく500万円程度必要。しかし心配なので、余裕を見て200万円プラスで、合計700万円で計画しよう。自己資金が300万円あるから、日本政策金融公庫から足りない400万円を借りればよかろう」
このような安易な感覚のまま出店計画を進めてしまう人が、その後、結構な割合で転落していくことになります。
店舗工事費だけで済むだろう、という基準のまま進めてしまうと、まず確実に予算不足。大パニックになるのです。
今回もそれに関連する話、工事以外に必要となる「隠れた買い物予算」についての解説です。
note記事でも解説しています
↓ ↓ ↓
https://note.com/bh_iijima/n/n4060f7e1d9ba
店舗工事以外の各種買い物の予算想定は非常に重要
美容室開業時には初期の段階において多くの方が見落としがちな予算組として、工事で完成した店舗に配置する家具、家電、装飾物など、開業者にとって想像していた以上に買物の物量が多いもの。
あらかじめその買い物のリストをしっかり作成しておき、買うべきもののリストアップと共に、それぞれの予算取りをしておくことが重要です。
過去の実例データから、これら個別買物の合計額は実に50~100万程度。
もちろん、出店する店舗の面積や、開業者が必要だと捉える物品の物量は人それぞれです。
人によっては50万以下で済む場合もあれば100万を超えてしまうこともあるわけです。
この予算組を事前にしっかり押さえておかないと最後の最後で予算オーバーとなる危険性が高いのです。
誰もが持つワンランク上への購入意欲が明暗を分けることも
しかし、この予算組はバッチリ抑えていた、絶対に想定していた予算を超えないように固く意識していたにも関わらず
結果は予算オーバーしてしまった事例は多いのです。
理由は開業者自身の心の部分、性格に原因があると言えます。
例えば、美容室のウェイティングのスペースに置くソファーに5万円の予算を確保していたとしましょう。しかし、実際にソファー探しの段階に入ったらそれはもう、目移りの連続ですよね。5万円より高額のソファーがつい欲しくなるもの。たった数万円の違いなのだから、長く使うものだから、良い物の方が、、、
なにかと自分に理由付けして1品目の予算オーバーをしてしまう。
これが“タガが外れる瞬間”です。
特に開業の買付物品数は家具、家電を含め20アイテムは裕に超えるもの。
仮にその全アイテムに対し、“ついワンランク上のものを”としてしまうと、最終集計は数十万円の予算オーバーに達したりします。
予算取りは抜かりなく把握した。買物リストもしっかり作った。
“頭”では十分理解していた。しかし、予算オーバーした。
その理由は、ついワンランク上の物を買っちゃう気質が関与しているのです。
開業者自身の、性格、心が危険を招くということ。
人のことは言えない、飯島も自分事だと同じ!
実は私、飯島も2018年2月当時、長年拠点としていた神宮前にあったオフィスが、建替えのため立ち退きになり代々木上原に移転しました経験がありました。
普段、開業オーナーさんには散々「気を付けましょう!」なんてと言っておりましたが、自分のこととなると、本当に、これがどんなに難しいことかを、痛切に感じたものでした。
この時は、ご多分に漏れず、ついついオフィス内に設置する備品類、家具類を購入検討する際、偉そうなことを言っていた私ですら、このワンランク上をGETするという罠に陥ったものです。
まぁ、そんな自分自身を棚に上げてのお話です。
誰しも、かなり強い意思で望んだとしても、そうそう簡単にいかない部分であることは承知の上でのアドバイスをしますが、とにかく、美容室開業のスタート時で予算オーバーすることは先々の運営が続かなる危険性をはらみます。ぜひとも自分の心を戒めつつ、堅実に買い物をしていくことが重要なことだと捉えておいてくださいね。
参考podcast
#42【美容室開業の罠・工事費以外に必要となる予想以上の買物予算が資金ショートの原因に!】※AI要約音声








目次