【美容室開業】「20代では早すぎるのか?」そんなことなし!開業のベストタイミングと経営経験開始の時
(イラスト:飯島由敬)
私のところに開業の相談に来る特に20代の若い方々たちは「開業するのってまだ早いですか?」と尋ねてきます。
バブル絶頂期に20代だった私ですが、あの頃は、むしろ20代で独立しなければダメ!というのが常識でした。
バブル崩壊、リーマンショック、コロナ禍と時代が移り変わり、それも過去の常識であり若いうちからの独立は時期尚早という見方が強まったりと、常に常識というのは変わり続けているものです。
しかし、長年独立開業のセコンドに着いてきた経験から私の意見は、早すぎ、遅すぎなど無し。
人それぞれ、最もモチベーションが高まったときこそが独立の最良のタイミングなのだと思います。
noteでも詳しく解説しています
↓
https://note.com/bh_iijima/n/n9ba835a7f4aa
開業に年齢は関係なし
独立開業に20代では早過ぎるのでしょうか?
美容室開業において20代の相談者から
「まだ今の年齢では開業って早いですか?」
私はこの質問に対し毎回こう答えています。
「年齢は全然関係ないです」
よく技術系の職種である美容師さんにとって、それなりの経験や技量を伴わなければ独立開業などしてはならないという感覚があると思います。
たしかに、それら技術の経験がゼロで開業するのはいかがかと思いますが、
起業という観点から言えば、技術の高さは、あまり関係ないことなのです。
そもそも世の中の企業では、
仕事を取ってくる人=営業
その仕事を提供する人=技術(製作、製造)
この2つに分かれることは理解できますね。
社会の仕組みのほとんどはコレなのです。
世の中の仕組みはすべて分業制の方がスタンダード
営業の人はモノを作ったりできないけど、モノを欲しい人を絶え間なく連れてくる役目
技術の人は受注を受けた数が不足しないように、ひたすら製作を繰り返す役目
さて、美容業はどちらのタイプに属すると思いますか?
もちろん、後者の技術に属する職種です。
しかし、こうした技術畑の人種である美容師さんの場合、独立開業後は前述の営業と技術の両輪がバランスよく得られていないと運営は絶対に成立しないのです。
とかく、世の中の企業では営業の人と技術の人は考え方、基準が異なり、お互いに文句を言い合ってソリが合わないことが多いものです。
しかし、企業人は大義としてこの営業と技術の双方が協力しあわないかぎり永遠に仕事は成立しないことを常識としてわかっているものです。
美容師さんが独立開業する際に、このあたりまえの「仕組み」をまず受入れることが重要です。
もちろん長年の経験と共に技術が高いに越したことはありません。
しかし、開業後の運営という視点で考えれば必ずしもそれが絶対条件とはいえないわけです。
自身の技量が低くても優秀な従業員がいれば成立する?
極端な表現かもしれませんが、
美容の施術の経験が低めの開業オーナーだとしても優秀なスタイリストや、レセプション担当の人材などを集めてチームを束ねる才量やリーダー的資質を持ち得た人物であれば、運営というスタートをすることは可能となるわけです。
私が長年続けている武道武術に置き換えてお話しますが、
例えば、30歳という年齢の人物、
5歳から武道を始めて以来25年間今も稽古を続けている30歳の人と、
25歳で武道を始めて、5年稽古を続けている30歳歳の人、
どう考えても長く続けている人の方がすべてにおいて優っているはずですね。
技術者として美容師を10年続けていることはもちろん素晴らしいことです。
しかし、それは技術畑の10年の経験であって、経営の経験ではないのです。
技術の10年ではなく、運営を10年続けているというのはまるっきり次元が異なるのです。
実際の状況に身を置かなければ決して経験できないのが運営というものなのです。
運営経験は技術経験よりずっと尊い経験なのです。
美容室の独立開業をするということは、営業職と技術職を絶妙に両立させなければならない新たなフィールドを得ることとなります。独立前よりずっと大変であるということを理解してください。
独立開業、すなわち運営のスタートに適した年齢はあるのか?
答えは「一切関係なし」ということです。
運営経験を始めるという視点でいえば、
むしろ「早いほうが良い」という考え方もあるということなのです。
昨今の開業者の経営感覚を今一度考えてみるべき?
しかし、昨今の開業相談者の考えは、以前より増して、スタッフを含めたグループ体制に対する懸念が高まっている気がします。
これは今の世の中の傾向といえるかもしれません。
20代の若い世代の開業希望の人の多い意見としても、
「一人きりの方が楽」「人と関わるのが面倒」
このような声が多くなっている傾向を感じています。
今も昔も変わらず、このような考えは理美容師という技術系の業種に身をおき、実力主義の世界ならではの「頼れるのは自分の技量のみ」という基準は根強いかも知れませんが、そうであったとしても、今の20〜30代の人達は、以前より格段にグループ体制を作ることの意欲や、経営面の有効性への理解が低くなっているようです。
事実、以前より一般的な美容室、理容室のスタイルとはことなり、いわゆる面貸しの美容室スタイルの進化版とも言える、個室ブーススタイルで、一つの店の中に複数のフリーランスオーナーがシェアし合うような経営の仕方が目立つようになってきました。
確かに、一人きりのほうが、自分流になんでもやれる。面倒な気を使わなくて良い。というメリットは有るかも知れませんが、問題は自分自身がそこそこ高齢になってきた時、あるいは、なんらかの体調不良などで施術業務ができなくなっていしまった時が問題なのです。
未来のタラレバを考えたら何も出来ないという意見もありますが、長年の開業相談の中には、中高年以上の年齢に達した相談者もあり、行った先で「いまさら従業員とか任せられる人など育てられない」と切実な悩みを聞かされることもあるのです。
健康で自力でいけるうちは良いのですが、やはり長年の経営を視野に入れて立ち上がるのが独立開業というもの、10年後、20年後もしっかり想定しつつ計画と向き合うことが重要だと思います。
まとめ
とにかく独立開業に「20代では早すぎる」なんてことはありません。
重要なのは、年齢ではなく「技術者から経営者へとマインドセットを切り替えられるか」です。
技術が高い=経営が上手い、ではない!
早く始めれば、それだけ長く「経営の経験」を積めるということ。
「楽だから一人」ではなく、将来を見据えた組織づくりを考えるべき。
もし独立への意欲を持っているなら、やると決めた時が一番の適齢期です。
技術の向上は一生続きますが、経営のスタートは早ければ早いほど、あなたの人生の選択肢を広げてくれます。
参考Podcast
#35【美容室開業「20代では早すぎる」は嘘?独立のベストタイミングって?つまり経営スタートの時】※AI要約音声
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