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事前プロデュース9回目・経営者になるための意識改革レクチャー(自営業者でなくビジネスオーナーに!セルフイメージ、コンフォートゾーン)

【進行中計画】事前プロデュースの9回目・独立開業とは、まさに経営者に生まれ変わる瞬間になりますね。文字通り経営者になるための絶対に見直しておくべき意識改革レクチャーを事前プロデュース内のカリキュラムに組み込んでいます。開業直後は誰もが「自営業者」ですが、その先にある「ビジネスオーナー」を最初から目指すかどうかで着地地点は180度変わります。その重要性を理解していただくためのレクチャー。そしてもう一つ、いわゆる有名経営者や著名人が取り入れているセルフイメージ、コンフォートゾーンの類のレクチャーの2本立てです。これらのレクチャーを受講するか、しないかで開業者の未来は確実に変わるはずです。

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ある美容師さんの進行状況のタイミングで実況している、サポート内容コラムです。今回で9回目。今日のセッションを含め、すでにトータル26時間の対面でのやりとりを行ったことになりました。

 

さて、今回の内容は「経営者になる直前の、絶対に知っておくべき意識改革」を目的としたレクチャーです。

 

このレクチャーは飯島自身も非常に気に入っている講義であり、過去に飯島自身が民間で開催されているビジネスセミナーで何度も受講したものを、開業者さんにシェアする形でカリキュラムに組み込んでいるものです。

 

ちなみに、飯島も20代後半から本当に様々なビジネス系のセミナーや有名経営コンサルタントの講演会など、かなり精力的に参加してきた過去があります。まぁ独立志向が強かったというモチベーションもありましたので、こうした実際の講義を受けに出向いただけではなく、ビジネス書の類は、本当に右から左に読破していた時期もあったものです。

 

そんな数あるセミナーや講義ですが、過去に受講してきたもののほとんどが、たいしたことないものばかりでした。

 

振り返れば、結構無駄なお金も使ってきたよなぁ、と思えるものの方がむしろ多かった気がします。

 

中にはインチキまがいのものも少なくなく、結果的には変な宗教の勧誘に繋げているものもあれば・・・ネットワークビジネスへの誘導だったり・・・ほんと、ロクなもんじゃないやつが横行しているから困ったものです。

 

とはいえ、当時、やたらと数だけは撃ちまくっていたかの如く、貪欲に行動していた独立開業前の若かりし飯島もいたということです。

 

おそらく百以上は受けたであろう、様々なセミナーやら、講習などでしたが、まるで中には純金が出てくるみたいに、忘れられないほど、人生観を変えさせられるほどに素晴らしいものもゼロではなかったのです。

 

そんな中から、秀逸ともいえるぐらい、特に独立開業には役に立つであろうセミナーが、今回、開業者さんに向けて行ったレクチャーです。

 

この民間で開催していたセミナーですが、結局飯島は通算、同じセミナーを5〜6回受けて、まずは自分の中に入れて来ました。もちろん、自身のもとに頼ってきてくれる開業者さんに絶対に役に立てるだろうと思えるほどの内容だからでした。

 

ちなみに、飯島がこの秀逸なセミナーに初めて出会ったのは確か、2012年か2013年頃だったと記憶しています。

 

確かに、その時も現在同様に「店舗開業のプロデュース」は今と変わらず行っていましたが、現在のプロデュースと、それ以前のプロデュースの違いとして、このレクチャーをカリキュラムに加えていたか、いなかったかの違いがあるほどです。

 

ただ飯島自身が勝手に思っていることかもしれませんが、このレクチャーを受講してもらうかどうかで、あきらかに開業者の今後の行動は思いっきり変わると思うわけです。

 

そんな深い深いレクチャー、前後編の2部制を2時間で行います。

 

簡単に内容をご紹介しましょう。

前半のレクチャーに関しては

開業者が現在身をおいている環境、それは「従業員」であるということ

やがて、一念発起して「自営業者」を目指し開業する。

 

まぁ、世の中のほとんどがこの「自営業者」のまま進まずにいることがほとんどだと言われています。

 

実際、沢山の方の独立開業を共にしてきた飯島の経験を振り返ってみても、大半の開業オーナーさんたちは、開業後10年以上経過してもこの「自営業者」という領域にとどまったまま多忙な経営をひたすら続けている、と言えるでしょう。

 

しかし、開業を果たした一部のオーナーさんたちは、その先の領域である「ビジネスオーナー」というステージまで進み、本来の自己実現を果たしているのも事実です。

こうした方々は、まさに飯島の視点からすれば、「卒業したこの生徒は、ほんと立派になったものです・・・もはや私より、格段に社会的には大物になって大活躍しています」

 

ほんと、こう言えるほどに経営者として大きく成長している人たちもいるのです。

 

でも、これ、なんとなく小学校の先生の言葉っぽくないですか?

卒業して、今や社会人になった生徒が、すごいビックな人物になっている・・・

 

TVでも、有名人が通っていた小学校時代の先生が登場して「彼は、こんな子でしたよ・・・」みたいに、インタビューで答えているような場面です。

 

飯島にとって、それとまさしく同じような感覚は時折あるんですよね。

ちなみに、そもそも飯島が2000年に創業したbhで自身に掲げた目標はこのような、開業者にとっての小学校の先生のようになることでした。だから、飯島より大物になってもらうことって、まさしく設立時に掲げたことなわけで、非常に嬉しいことなんです、ほんと。

 

さて、その大物たる領域にたどり着いた開業者さんは、まちがいなく「自営業者」ではなく100%「ビジネスオーナー」という段階に駒を進めた人たちでした。

 

何が言いたいかといいますと、独立開業の瞬間、すなわち、まさに開業者さんが飯島と関わる頃の時期ですね。この時に、数年間後のビジョン、人生目標としての中間ゴール設定を「ビジネスオーナー」という段階に意識を向けているかどうかで、間違いなく10年後の着地地点は異なるのです。

 

10年後にはこうなっていることが前提!と捉えるのなら、それを実現するために5年後にはこうなっているべき・・・3年後はこの目標を果たしていることが最低条件・・・1年後はその準備がすでにはじまっていることが必須・・・このように、すべて逆算で目標設定するのです。

 

こう捉えた開業計画とするなら、さらに細かく逆算して・・・半年後の目標はこうあるべき、3ヶ月後の目標はこうすべき・・・と、おのずと書き換えられるわけです。

 

この考え方をきちんと理解し実践すると決めたとしたら、ある意味、今まで描いてきた計画性を、イチから書き直しとなる開業者も少なくないのです。

 

特に、開業者さんから最初の時点でよく聞く発言として

「経営が軌道にのりはじめた頃には、従業員を増員したいです。それまでは一人きりで運営頑張ろうと思います」

 

しかし、飯島が過去大量に見てきた実例では、この発言をしていた開業者さんが、実際に従業員を雇い入れ始めるのは、3年後とか5年後になるケースが多いのです。

 

実はこれ「ビジネスオーナー」というステージにたどり着く期間を3年〜5年遅らせることを意味します。

 

「ビジネスオーナー」という段階に達した開業者の発言というのは、

 

「私が年間2000万円売り上げています」ではなく、

「私の店(会社)が年間5000万円売り上げています」なのです。

 

この後者の方ですが、従業員、あるいは何らかのパートナーシップ、グループ体制なくしては絶対に手に入れることができない世界です。

 

となれば、早いうちから、従業員的な人材との協力体制を意識したスタートを切らないと絶対に到達できるわけがない。

 

ちなみに、雇用する従業員が、必ず真の協力者として自分の店で活躍してくれるという確率は正直、半分以下でしょう。とはいえ、目的を果たすためには・・・という目標を頼りに、従業員の雇用の仕方、グループの作り方など、暗中模索と試行錯誤を繰り返しながら日々の活動とする。やがて先にある「ビジネスオーナー」になるべく、従業員雇用の難しさに、開業直後から挑むということなのです。

 

やがて、1年〜2年もすれば、よちよち歩きだった開業者も立派に従業員を上手に使える人になってきます。やがて5年以上経てば、すっかり頼れる素敵な社長になれている確率を高めますね。

 

この理想郷にたどり着けた暁に・・・・もし開業者さんがコロナで1ヶ月もの入院を余儀なくされたとしても・・・今までと変わらずお店の収益は途絶えること無く入ってくるような環境になっているかもしれません。これこそが「ビジネスオーナー」の世界観なのです。

収益を上げるシステムが完成している状況、仕組みを持っている人が自分であり、権利を持っている人が自分なのです。だからこそ、病気で床に伏していても、収益は自分のもとに入ってくるようになるわけです。

 

このように、実労働ではなく、仕組みにより得られる収入を「権利的収入」といい、著書を執筆し、本が売れた際に発生する「印税」などがその代表例です。

 

もし、前述したような「自営業者」止まりだったら?

自分の独立開業が自分の店を持つこと、すなわち「自営業者」になること。それがゴールだったとしたら?

 

10年後も、変わらず、病気になることを恐れ、自身の健康維持に常に不安を抱えながら、必死に「自家発電」を続ける日々を送る。今日食べるための収益を得るため、ひたすら働き続ける・・・これが「労働収入」なのです。

 

まず、飯島の元に開業の相談に訪れるほとんどの方々は、最初この「自営業者」になることを目標にしています。

 

しかし、今回の開業者さんとのやりとりのように、すでに26時間ものセッションを続けてきた段階に入ると、180度目標のシナリオは書き換わってきます。

「従業員は取らない」と言っていた開業者が、「早い段階から従業員を取らなければ」という発言に変わり始めます。

 

まさに、毎回、意識改革が起こるのです。

 

とまぁ、ここまでが前半のパート、「従業員→自営業者」、そこで止まるのではなく、「従業員→自営業者→ビジネスオーナー」になることを前提にした独立開業計画。

 

すなわち、「自営業者」でいる時期というのは、あくまでも通過点という認識を促すレクチャーなのです。

 

 

そして、後半のパートに進みます。

このパートは思いっきり有名な著名人、発明家、経営の大先生が皆実践しているといわれている「引き寄せの法則」という心理学的な要素のレクチャーとなります。

 

これは、リンカーン、エジソン、アインシュタインなどの超有名人はもちろん、

経営の神様と言われた松下幸之助、本田宗一郎など・・・

そして、現代でも大成功している著名な有名経営者の数々が、“実は・・・”表立って言わないまでも、秘密裏に実践していると言われている、経営における究極の考え方。

 

「マーフィーの法則」とか「ザ・シークレット」などで言われるメンタルマネージメントのレクチャーです。

 

この講義の中で特に「セルフイメージ」と「コンフォート・ゾーン」この部分を理解することにより、自身の思い込みの殻をぶち破ることができるキッカケが得られると考えています。

 

講義の内容を、文章でお伝えするのは非常に難しいので、当コラムでは、ほんの触り程度にしますが・・・

 

開業する前の開業者のほとんどは、特に「コンフォート・ゾーン」の部分が、今後経営者になっていく為の「お金の感覚」にリミッターのようなものを根強く抱いています。

 

「え?そんなに施術単価を高額にはできません!」

「今までのお店では、非常に安い料金で提供していたから・・・」

「実際には、高単価にしたいですけど、お客さんが納得しない・・・」

 

ほんと、非常に根強い感覚がこびりついてるものなんです・・・

 

この、リミッターといいますか、ストッパーといいますか・・・

マインドブロックを外さないと、特に美容師さん、理容師さんはなおさらなのですが、確実に「薄利多売」をスタイルにしたお店を作り、働き蜂の道を歩み始めてしまうのです。

 

自分自身のブランディングを意識し、価値を売る、高く売る、質で勝負する

 

これを促進することが目的なのです。

 

ちなみに促進と言いましたが、開業者に向けて促進するのは飯島ではなく、受講してもらった開業者本人が、自分自身にです!

 

自分自身に促進できるようになってもらう、そのためのヒントとなる内容をお話ししているのです。

 

ということで、今回の2部制に渡る「経営者になる為の意識改革を促すレクチャー」

 

これを受けていただくかどうかで、本当に未来が大きく変わると思います。

 

「何の為に開業するのか?」

 

開業者さんに常に問いたい疑問ですが、本当にこれ、自問自答して、10年以上先の未来を見据えた上での独立開業計画に練り直して、進んでもらいたいものですね。

 

 

さてさて、今回の開業者さんですが、じつはすでに実際の開業に向けて、すでに出店の為の物件を探しており、現段階で、数件、物件の適性を飯島がチェックしながらアドバイスをしてあげています。今回のレクチャー後も、その物件検証の時間として40分ほど延長しセッションを行いました。

 

物件に関しては、実際の現地に同行せずとも開業者さんが自身で撮影した物件の写真や、不動産屋から提示されている資料、直接聞かされた条件などを総合的に判断し、

 

すでに開業者さんと共有している収支バランス、開業総額予算組、そしてコンセプト、ターゲットに好都合な周辺環境かどうか、計画性に合致しているかを総合的にジャッジしてあげるのです。

 

このようなやりとりを複数回繰り返しているうちに、やがて開業者さん自身が、自分でも物件の適性や見分け方、コツを掴んでいくものです。こんな実際の物件を何件も検証しているうちに、ピカな物件が必ず舞い降りてくることになります。ただし、物件というのは、開業者の究極に目指す計画に100%合った好都合物件である必要がありますから、まずは、物件というのは、探し当てるまでにそれなりの苦労をする前提で臨む必要があります。

 

決して、急いで見つけよう、などとは思わないことです。

ベストな物件に出会うまで、計画時期を延期してでも待つ!という基準も大事であることを忘れてはなりません。

 

なにせ、物件は10年以上、その地に根を張って居続ける場所となるのですからね。

そもそも簡単に見つからなくて当然なものなのです。

 

重要なのは、いつでも出発できるように準備が整っていればよいのです。好物件を掴んだら、一気にスタートダッシュできる体制でいることです!

 

 

 


以下、2022/11/8追記

【事前プロデュース・実際のサポート実況レポートINDEX】

◯事前プロデュース1回目・レクチャー
(安全な開業の進め方を理解する)
https://bh-inc.co.jp/news/220530-bh-pre-produce-1/

◯事前プロデュース2回目・レクチャーの続き
(1回目の補足、かなり深いレベルまで)

https://bh-inc.co.jp/news/220602-bh-pre-produce-2/

 

◯事前プロデュース3回目・コンセプト
(社会的役割の明確化とコアターゲット設定)

https://bh-inc.co.jp/news/220609-bh-pre-produce-3/

 

◯事前プロデュース4回目・コンセプトの続き
(店舗デザイン設計の方向性を定める)

https://bh-inc.co.jp/news/220613-bh-pre-produce-4/

 

◯事前プロデュース5回目・収支計画&開業総額計画
(3年後までの収支や借入能力診断を含むセッション)

https://bh-inc.co.jp/news/220620-bh-pre-produce-5/

 

◯事前プロデュース6回目・物件攻略レクチャー&行動計画工程コンサルティング
(物件情報見分け方・初期費用の減額交渉法・開業者の今後の行動工程表作成)

https://bh-inc.co.jp/news/220627-bh-pre-produce-6/

 

◯事前プロデュース7回目・日本政策金融公庫攻略レクチャー
(創業計画書の書き方、添付資料の揃え方、融資審査面接の臨み方)
https://bh-inc.co.jp/news/220711-bh-pre-produce-7/

 

◯事前プロデュース8回目・日本政策金融公庫の添付資料作成実習
(3年間の収支シュミレーション表作成)
https://bh-inc.co.jp/news/220721-bh-pre-produce-8/

 

◯事前プロデュース9回目・経営者になるための意識改革レクチャー
(自営業者でなくビジネスオーナーに!セルフイメージ、コンフォートゾーン)
https://bh-inc.co.jp/news/220728-bh-pre-produce-9/

 

◯事前プロデュース10回目・物件適正現地検証&ここまでに絶対にやっておくべき事
https://bh-inc.co.jp/news/220808-bh-pre-produce-10/

 

◯事前プロデュース11回目(終)・今後の行動計画表作成
(これからのTo-Doを詳しく指南)
https://bh-inc.co.jp/news/220815-bh-pre-produce-11/



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【bh飯島由敬・著書及び監修書籍】

著書(2023年発売)

解説美容室開業

著書(2022年発売)

店舗開業のあたりまえ

著書(2018年発売)

美容室が10年後も変わらずに運営できているかはすべて開業時に決まる!

監修書籍(2008年発売)

はじめてのヘアサロンオープンBOOK


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