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【美容室独立開業】旧職場の近くに出店すると必ず揉める?失敗しない距離感の考え方とは

(イラスト画:飯島由敬)

美容師として独立開業を目指す際、「今のお客様をそのまま引き継ぎたい」と考えるのは自然なことですね。そのため、現職場の近くにサロンを出店したいと思う方も少なくありません。

しかし、その選択がきっかけで現職場のオーナーとのトラブルに発展するケースが非常に多いものです。

この記事では、実際の事例をもとに「旧職場の近隣で出店するリスク」と「円満独立のためのポイント」について解説します。

最初はOKしてくれたオーナーが、後に態度を一変させた実例

ある美容師さんが独立の際、現サロンのオーナーに正直に希望を伝えました。

「近くで開業したいと思っています。今までのお客様にもご案内させていただければと思うのですが…」

するとオーナーは、

「もちろん、頑張って!お客様も引き継いで構わないよ」

と、快く了承してくれたとのこと。

しかし、いざ開業を迎えると、態度が一変。結果的に大きな揉め事に発展してしまいました。

これは決して珍しい話ではありません。

むしろ、美容業界ではよくある事例なのです。

 

なぜ揉める?オーナーの“本音”は微妙な心模様

「ちゃんと話し合って、了承も得ていたのに、なぜトラブルになるの?」

それは、オーナーの本音と建前にギャップがあるからです。

表向きには「応援するよ」と言いつつも、

内心では“自分の店の脅威になる”という感情を抑えられないのが現実。

例えるなら、それは恋人との別れ話に似た心理状態です。

最初は「君の幸せのためなら…」とカッコよく送り出す。

しかし、実際に離れるとなると怒りや悲しみが溢れ出す。

このように、最初は穏やかでも、時間が経つと感情的な反発が表に出ることは多々あります。

 

近隣出店のリスク:オーナーとの関係悪化だけではない

仮にオーナーとの話し合いで関係を壊さずにうまく乗り越えられたとしても、近所での出店には、なにかとリスクあり。

現サロンと新店の客の間で生まれる客の争奪戦

旧職場オーナーによる“目に見えないプレッシャー”

噂や地域内での評判への影響

業界内での信用問題に発展するリスク

こうしたリスクは、独立後の精神的なストレスや運営の妨げとなります。

近所での出店に固執しない柔軟な考え方を

もちろん、今までのお客様を大切にしたいという考えはわかります。

ですが、新たなエリアでゼロから顧客を開拓する覚悟も、独立開業においては非常に重要です。

なぜなら、

独立初期における「集客施策」や「マーケティング」の力が自然と身につく

競合のない環境で、のびのびとサロン運営に集中できる

自分自身の本当の実力を発揮できる土壌を得られる

といった長期的にプラスとなるメリットがあるからです。

ポジティブなエネルギーが、お客様を引き寄せる

独立開業後に大切なのは、「前向きなマインドでお客様と向き合える環境」を作ること。

過去の人間関係やしがらみにとらわれたままだと、常にビクビクした運営となり、気づかぬうちに雰囲気にも表れてしまいます。

お客様は、ポジティブな空気をまとった美容師さんに自然と集まるものです。

まとめ:円満な独立開業を目指すなら、距離感の取り方がカギ

旧職場の近くでの出店は、顧客を引き継げるというメリットがある反面、大きなリスクや精神的負担を伴う判断です。

独立前に“本音”で話し合いをしても、関係悪化するケースは多い

旧オーナーの立場や感情も理解したうえで距離感を考えることが重要

新たな土地でゼロから築く覚悟が、長期的な成功につながる

「独立はゴールではなくスタート」

より良い未来のために、冷静かつ戦略的な判断をしていきましょう。

 

どちらを選ぶのは自分自身だけど

美容師 独立、美容室 開業に際し、どうしても美容師 出店 トラブルはつきものかもしれません。

顧客 引き継ぎは特に旧オーナーとの間の揉め事を招きやすいので悩ましい問題です。

こうした旧職場 近く 出店 リスクも理解したうえで、美容室 開業 場所 選びを検討するべきでしょう。

特に、長年自分を育ててくれたオーナーとのより良い関係性も、サロン 独立 揉め事により簡単に崩壊しがちで、その後の オーナー との関係 悪化はやはり辛い出来事となって、先々ずっと自分の心に影を落とすでしょう。

見方次第ですが、目先の客をできるだけGETする為に、そのリスクを承知で進むか、あるいは、自身の経営者としてのスキルをアップさせる覚悟で、あえて別天地でゼロから客の獲得に挑むか・・・

飯島の個人的なおすすめは、後者の方です。事実、ゼロからスタートの開業者の方が、その後、経営者として格段に成長と遂げたさまをたくさん見てきたからなのです。

 

著者:飯島由敬

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