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美容室開業の物件選び|本当に1階のテナントが有利?階数選びの落とし穴とお客様目線の重要性

(イラスト画:飯島由敬)

美容室の独立開業を目指す皆さんにとって、店舗物件選びは成功を左右する非常に重要なステップです。

多くの方からご相談をいただく「物件の階数」についてですが、家賃の安さに惹かれて2階や地下を検討する前に、ぜひ知っておいていただきたい「お客様目線」の重要性について解説します。

理美容の開業者さんの中には、

「1階のテナントは賃料が高いので、2階でも良いのでは? あるいは地下1階、中には3階や4階でも?」と考える人もいらっしゃいます。

そう考える開業者さんに共通して言えるのは、店舗内部の雰囲気やご自身の感覚で物件の価値を測っている点です。

すなわち、「自分の作業面」や「仕事のしやすさ」を重視するという基準が、そのような判断をさせていると言えます。

 

しかし、こういった感覚に頼るあまり、時として「お客様の目線」や「客側の利便性」を完全に忘れてしまっていることも少なくありません。

作業面を重要視することはもちろん大切ですが、同時にお客様側の視点を持つことが非常に重要です。物件選びには、この両者のバランス感覚が求められます。

■ 美容室開業の物件選び:なぜ「1階の店舗」が有利とされるのか?

開業相談にお越しになる方々から、よく尋ねられる質問があります。

「1階じゃなきゃダメですかね? 2階や地下なら家賃が格段に安くなるので……」

確かに、家賃が抑えられることは大きな魅力です。では、なぜ美容師さんは、1階以外の物件であっても「良い物件だ」と判断してしまうのでしょうか?

逆に、なぜ世の中の基準として「1階が有利だ」と言われるのでしょうか。

もちろん、私も1階の物件を絶対におすすめしています。

 

まず、美容師さんには、物件そのものの立地環境や周辺からの見え方、人通りといった、店舗を出店する上で非常に重要な要素よりも、「自分の働きやすさ」、すなわち物件の室内側の利便性を重視してしまう習性があります。

「カット椅子が希望の数だけ配置できそうか?」

「様々な作業がスムーズに行えそうか?」といった、ご自身の使いやすさを最も重要な基準としてしまう傾向があるのです。

 

■ 要注意!「作業のしやすさ」に偏りすぎた物件選びの落とし穴

例えば、

「4階の物件だけれど、室内の雰囲気が良さそうだから借りてしまった」

「マンションの一室だけれど、内装が気に入ったから決めてしまった」というケースです。

 

このように自分側の基準を優先した探し方をしていると、1階でなくても「好物件だ!」と思い込んでしまうわけです。

よほどのカリスマ美容師であれば、2階であろうが地下であろうが、お客様は必ず探し当てて来店してくださるかもしれません。

しかし、一般的な開業者であるならば、なかなかそう簡単にはいかないのが現実です。

 

■ お店側の都合だけでなく「お客様の目線・利便性」を意識しよう

これから新しく出会うお客様が、お店の存在を見つけやすいこと。

そして、店内の様子がなんとなくでも覗けるような環境であることは、集客において非常に大きなアドバンテージとなります。

特に「外部からお店の存在を見つけやすくする」という視点において、お店の顔、すなわち「ファサード(店構え)」の面積を大きく取れることが、1階物件の最大のメリットです。

 

これは1階部分の全体が看板の役割を果たすことを意味しており、アピール空間を格段に大きく使えるということです。

逆に、もし2階の物件であれば、道路から見上げても窓しか見えないことが多いでしょう。

 

窓の面積のみでは、1階と比べてお店の顔がずっと小さくなってしまうことは容易に想像できるはずです。

さらに地下階に至っては、この重要なお店の顔が外部からはほとんど見えない状態になってしまいます。

 

もちろん、隠れ家的なコンセプトなどであえてそれを狙った計画であれば良いのですが、基本的には不利に働きます。

 

■ 理想は「10メートル離れた場所」からお店の存在がわかること

将来訪れるお客様は、最初は必ずお店の場所を知らず、探しながら来店されるはずです。

その際、お店の10メートル手前から「あ、あそこがお店だな!」とすぐに認識できることは、お店側にとっても今後変えることのできない大きなメリットとなります。

「お店の周辺を何度も行き来したけれど、存在を確認できなかった……」

こうした事態が起こりやすいのが、2階や地下の物件が持つ大きなデメリットです。

 

施術を行うご自身の作業都合も、もちろん大切な判断基準ではあります。

しかし、できれば「来店されるお客様の視点」を優先させた基準で、物件探しに臨んでいただきたいと願っています。

 

■ まとめ:長く愛されるサロンづくりの第一歩は「お客様目線」から

いかがでしたでしょうか。家賃の安さや、ご自身の作業動線を優先したくなるお気持ちは、これまで多くの美容室開業をサポートしてきた専門家として痛いほどよく分かります。

しかし、ビジネスとしてサロンを長く成功させるためには、「お客様にいかにストレスなく足を運んでいただけるか」という視点が欠かせません。

 

1階の店舗物件は、道行く人にお店の存在を自然とアピールでき、初めてのお客様でも迷わず来店できるという、何物にも代えがたい「集客の強み」を持っています。

物件選びは、いわば「お店とお客様の最初の接点」をつくる大切な決断です。

ぜひ、ご自身の働きやすさという基準だけでなく、「お客様の入りやすさ・見つけやすさ」という軸をしっかりと持ち、長期的な目線で理想の物件を探してみてください。

 

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#2【出店物件・人通りだけで決めていない?】※AI要約の音声

著者:飯島由敬

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