美容室の出店場所選びで失敗しないために|「作業効率」と「お客様目線」を両立させる店舗戦略

(イラスト画:飯島由敬)
美容室を開業・出店する際、多くの美容師が「人通りの多さ」や「駅からの近さ」といった条件を重視しがちです。
確かに、駅前や商店街、繁華街などは一見好立地に見えますが、実は「本当にお客様に選ばれる店」を作るためには、別の視点も必要です。
美容師は「施術のしやすさ」を優先しがち
美容師としての経験が長い方ほど、店舗選びにおいて「施術効率」を重視する傾向があります。具体的には以下のような視点です。
施術スペースに何席確保できるか
シャンプー台は何台設置可能か
ウェイティングスペースは広くとれるか
もちろん、これらは重要な要素です。しかし、その一方で「お客様の視点」は後回しになっていませんか?
来店動機を左右する「お客様目線」とは?
よくある誤解の一つが、「人通りが多ければ、自然とお客様が入ってくるはず」という考え方です。
しかし現代のお客様は、通りすがりでいきなり美容室に入るというよりも、スマホで情報を検索し、ホームページやSNSでメニューや料金、雰囲気などを確認した上で来店を決めるのが主流です。
つまり、店舗の“外観”や“立地の派手さ”だけでは集客につながらない時代なのです。
繁華街の落とし穴:目立つようで実は「埋もれている」
駅前や商店街など人通りの多い場所に出店すると、実は以下のような問題が起こりやすくなります。
多数の店舗に囲まれていて、美容室がどこにあるかわかりづらい
騒音や喧騒で落ち着かない
「癒やし」や「隠れ家」といったコンセプトとミスマッチ
特に10〜20メートル離れた場所から店を見た場合、看板や外観が周囲の店舗に紛れてしまい、認知されづらいということもあります。
実は“1〜2本裏道”が狙い目だったりする
意外かもしれませんが、繁華街の一本裏に入った、やや落ち着いた場所の方が「視認性」「居心地の良さ」「コンセプトとの親和性」といった点で有利になるケースが多々あります。
通りが少し静かになることで「落ち着き」「癒やし」を提供しやすくなる
他店が少なく、10〜20メートル離れた場所からでも店舗が見つけやすい
「隠れ家的サロン」として差別化が可能
まとめ|美容室の立地選びは“バランス”が鍵
美容室を開業・出店する際は、施術の効率性とお客様の目線の両方を意識することが非常に重要です。繁華街のような人通りの多さだけにとらわれず、「本当にお客様が入りやすい立地とは何か?」を考えましょう。
あなたのサロンのコンセプトに合った立地選びが、長く愛される美容室づくりの第一歩です。
【bh飯島由敬からのメッセージ】
美容室の出店場所選びは、施術効率だけでなく「お客様目線」がカギです。
私はこれまで多くのサロン開業をサポートしてきましたが、美容室の開業において「立地条件」と「集客戦略」をどう設計するかが、成功を大きく左右します。
繁華街だから安心、という時代は終わりです。
美容室の出店場所選び方、サロン開業成功のコツをしっかり押さえ、集客につながる立地戦略を一緒に考えていきましょう。
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