美容室、理容室に限らず、店舗デザイン設計の段階で
『コンクリート打ち放しの素地風の床』
にしたいというリクエストは多いもので、ある意味ずっと不動の人気と言っても良いほどの仕上げといえますね。このコンクリートのままの床、モルタル床とも言われます。
まず・・・コンクリートとモルタル???
これ、何が違うのか、
そもそも、この2つは同じように見えても異なるものなのです。
まず、「コンクリート」というのは、ビルや建物の構造を司るもの、すなわち「鉄筋コンクリート」といわれるように
非常に強固なもの。
一方モルタルは、一般住宅の駐車場とか、玄関周りの下地ならし、あるいは内装などで使用される材料のもの。
これら2つは、まず強度がまるで違うのです。
よく町で、生コン車が移動しているのを見たことがりますよね?
コンクリートは常に粘りっけを維持するため、ずっとグルグル回しながら動かし続けていなければならないのです。建物の骨組みを担うわけですから、簡単にボリっと折れたり、割れたりするようなヤワなものでは問題ですからね。
いわゆるコンクリート打ちっぱなし風、というのは、こうした建物の構造体をむき出しにした状態のことを言っているわけです。
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