ドライヤーを使っていると、バチン!あ~、またブレーカーが落ちた!
これイライラしますよね。オーナーさんは、
「うちの店、ブレーカーがよく落ちるんですよ」
と言いますが、実はそのお店が特別にブレーカーが落ちやすいわけでは無いんです。
開業時の設計段階で
コンセントの“回路分け”がしっかりできていなかったことが理由です。
店には必ず分電盤というモノがあります。
メインブレーカーという親分みたいなスイッチとその横に子分みたいな6~12個ぐらいスイッチが並んでいるやつ。
ドライヤーをかけ始めると、親分スイッチが落ちることもあれば、子分スイッチだけが落ちることもあったりします。
この子分スイッチ1つが、いわゆる1回路となります。
さて、ドライヤーの電力約1200W
そもそも1回路すなわち子分スイッチ1個あたりの許容量は1500Wなのです。
もしそれを超えてしまうほどの負荷がかかると出火しないよう安全のため作動しブレーカーのスイッチが切れるという仕組みです。
したがってドライヤー用コンセントは単独で1回路が必要なのです。
コンセントの差込口が2個あるからドライヤーを2台同時に差して使えばたちまちブレーカーは落ちてしまいます。
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