「開業総額」と「店舗工事費」は根底から異なる
開業時の融資申請の費用は主に店舗工事に使う費用と認識している人は非常に多い。
そもそも「開業総額」と「店舗工事費」は根底から異なることを理解しておかなければいけません。
美容師さんの開業相談時に、「先輩に聞いたところ、美容室工事が500万円ぐらいかかると聞いたので、日本政策金融公庫から工事費として500万円借りる予定なのです。」
こう聞かされる事があります。
この基準は開業総額全体のバランスを理解していないわけで、最終的には予算がまるで足りない状況に進んでいくことが明白です。
開業に必要なすべての資金(開業総額)= 店舗づくりに必要な資金(店舗工事費)
こう捉えている美容師さんは思いのほか多くとても危険です。
まずは、開業総額予算を大きな木に例えれば、店舗工事費は1本の枝でしかないということを認識しておかなければなりません。開業総額というのは、とにかく色々と出費がかさむのです。
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