【美容室開業】“扱いづらい?”店舗デザイナーを味方につけ、理想のサロンを創る極意
(イラスト:飯島由敬)
自分の理想とする美容室、理容室を立ち上げたかったら、能力の高い店舗デザイン設計者と組めるかにかかっています。
多くの開業者さんは、自分でこの人物と出会うためのきっかけというか、出会いのチャンスがありませんよね。多くの場合、たまたま依頼した会社の担当者として現れる人物であったり、誰かに紹介されて、そのまま依頼することになったり。
しかし、良きデザイナー(設計者)と出会えれば良いのですが、私の経験上、店舗デザイナーという人種はクリエーターゆえの扱いづらさも併せ持っているものです。しかし、大事な店を作るための依頼者は自分です。店舗デザイナーの特性も理解しつつ、上手に依頼して理想に近いものをGETするコツを知ったうえで開業計画に臨みましょう。
notoでも詳しく
↓ ↓ ↓
https://note.com/bh_iijima/n/nc1b521c77297
開業に店舗デザイン設計者は絶対に必要となる重要な人材だが…
店舗開業のメインイベントとなる「店づくり」で絶対的に必要不可欠な人材が
店舗デザイン設計者
(※以降、店舗デザイナーや店舗設計者を総称して以後「設計者」とします)
本来、この設計者がしっかりしていないと、開業そのもののプロセスにおいて素人である美容師さんの細かい要望を実現化することはできません。
開業者の夢をかなえる重要なファクターとなる設計者の役割は非常に重要なのです。
ですが・・・設計者を長きに渡り生業としてきた私がいうのもナンですが、このデザイナーとか、設計者という人種、どちらかというと
扱いずらい人達なんです!
いわゆるクリエーター(創作者)というジャンルならではの気質を持つこの設計者という職種の人は、あくまでも私の個人的な基準ではありますが
10人中7人は気難しい!
私、飯島由敬は、2000年のbh創業からヘアサロン開業プロデュースを始めた最初の頃は、現在とは異なり、店舗デザイン設計業務も私が兼任してやっておりました。しかし、創業初期の初年度の段階からデザイナーを退くことを前提としていたため、早々に外注のデザイナーを起用し、私はプロデュース、コンサル的に主軸に、各分野ごと仕事は外注分担するようにしていきました。
様々な出店のプロデュースをしてきたわけですが、過去の月日を振り返ってみて、意外にも、創業初期の頃、そこそこ経験を持つ設計者というプロの人物たちが、実は
最も私や開業者をイライラさせる事が多かったのです。
もちろんこれは、私がプロデューサーとして設計者を当時はまだ上手くコントロールできておらず、いわゆるまだまだ発展途上だったとも言えるのですが、それらの事情を間引いて考えても、店舗立ち上げで関わる人達、つまり工事業者の社長さん、現場の職人さんより格段に扱いづらいのが設計者でした。
残念ながら、実はこれ、店舗デザイン設計業界、工事業界共通の認識でもあることかもしれません。
かくいう私もデザイナーとして働いていた20代~店舗設計事務所として独立した29~35歳の頃って・・・
思い出してみても、ご多分に漏れず、超・扱いずらいヤツだったんだろうなぁ、と思えるのです。
ホントお恥ずかしい話なんですが・・・
なぜに、扱いづらい?
さて、こうした
“扱いづらさ”って一体なんでしょう?
いつしか設計者が創り出すモノが、
”開業者さんが本当に欲しいものの実現化”ではなく
“開業者さんのお金なのに、設計者が欲しいものを得ようしてしまう”こと。
創作意欲の強さゆえに
“誰のためのデザインや設計をしているのかを見失ってしまいがちなのが設計者”です。
必死に徹夜しながら魂を込めて作ったデザイン画や設計図を渾身のプレゼンテーション(提案)で説明する!
しかし何故か、残念ながら開業者さんに全然気に入ってもらえなかった・・・
設計者はたちまち機嫌が悪くなり、遂には・・・
「あなたセンス無いなぁ!もう、こんな店作るの辞めましょうよ!」
なんて言い放つ始末。嘘みたいに聞こえるかもしれませんが、本当に設計者にはこのような人物が結構いるんです。
そんな奴に自分の大切な夢を託すのは辞めたほうが良いに決まってますよね。
あるいは・・・設計者の情熱あふれる、迫力のあるプレゼンテーションが開業者さんを圧倒!
「このデザイン設計は気に入らないです」なんて、絶対に言わせないような圧力をかける!
開業者さんもつい、ビクビクしながら、結局、その提案が気に入らないという旨を伝えられず・・・
こんなこともよくありました。
これ、本当に設計者を退き、現在のようなプロデュースする立場になったら、すごくよく見えるようになったんです。
本当に恥ずかしながら自分が設計者だった頃は、全然気づいてませんでしたが、振り返えれば、私もそうだったのかもしれないなと思えるところがたくさんありました。しかも、設計者たるもの、そうあるべきだとさえ思っていたところもあります。
設計者とオーナー共通で欲しいモノであるべき
確かにデ設計者自身にとっても欲しいモノを作るべきです。
それはそれで、プロのクリエーターとして前提のこと!しかし、
同時にお金を出す開業者さんにとっても設計者と同じレベルで欲しいモノじゃなきゃ絶対ダメなんです。
デザイン設計という作業は、いわば双方の共通の理想の探求であり、お互いの共鳴が起こらなければいけません。
私が思う良きデザイナー、良き設計者の理想像は、
懐深く、何度変更してもスケジュールが許される限り、最後までとことん付き合う。
デザイン設計を開業者がなかなか気に入ってもらえないなら、提案している作品の良さを押し付けるのではなく、手を変え、品を変え、何度でも共通の理想地点まで諦めずに追求する。
開業者が気に入るまで無限に提案し続けるぐらいの姿勢が必要なのです。
開業者の意向に限りなく寄せたとしても、最終的には提案し続けるのは設計者ですから、もちろん設計者の作品には変わりありません。
開業者と設計者の双方が「自分が創った」と言えることがゴール地点
やがてお店が完成した後・・・
「この店、私が創ったんです!」
と設計者は周りの人に自信を持って言いたくなるもの・・・・これは当然の心理です。
しかし、最も重要なのは、
同時に開業者自身も周りの友人、知人、親族に対し
「この店、私が創ったんだよ!」
まるで同じセリフを誇らしげに言えるような状況をガイドしてこそプロのデザイナー、設計者なのです。
最高の出来栄え、かつ、開業者を完璧に満足させる、これが重要
クリエーターとして最高の作品を作り、なおかつ、開業者を最上級に満足させた。
この2点が成立しないようでは設計者失格です。
開業を目指す美容師さん、ぜひとも
デザイナーを選ぶ時、センス良さそう、雰囲気がある人、できそうな人・・・
そんな適当な基準だけで決めちゃダメですよ。
しつこいぐらい、ありとあらゆる質問を投げかけ、過去の業務経験も細かく聞き、開業者さんにとって、あらゆる意味で共鳴、共感が得られそうな人物かどうかを探りましょう。
「美容室理容室の店舗デザイン設計は、実は初の挑戦です!」という人なんて、絶対に起用しちゃダメ!
あなたの人生が賭かっている開業に、ヘアサロンの設計が未経験の人物のチャレンジに付き合う必要はありません!
良き作品の提供だけではなく、実際の地に実現させる監理能力が最も重要
そしてこれも重要なポイントです。
店舗の工事が始まれば一緒に作り上げたデザイン設計がどんなに素晴らしものでも、
実際の工事現場で完璧に実現をガイド(設計監理という)が出来なければダメな設計者です。
設計者が現場側に指示を出したら、職人もピリっとするほどの
ある意味、「怖さ」「凄み」みたいな圧倒的な“影響力”を備え持っていなければダメです。
開業者にとって、夢実現の重要な協力者としてふさわしいかどうか?
その基準を満たしてくれる人物こそが、選任すべき店舗デザイン設計者です。
決して、甘く考えずに慎重すぎるほどの基準で人選しましょうね。
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#38【美容室開業“扱いづらい?”店舗デザイナーを味方につけ、理想のサロンを創る極意】※AI要約音声
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