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ヘアサロンにクレジットカード、キャッシュレス決済は必要か?

今や世の中では、クレジットカード決済どころか、キャッシュレス決済はあまりにもあたりまえの時代となりました。美容室、理容室の開業オーナーさんたちは、昔から、開業時にこうしたクレジットカードの決済には関心が薄く、自店にその導入を躊躇する人たちが多いものでした。実は、今ですらこの傾向はゼロではなく、手数料が差し引かれることに疑問を持ち、どうしても導入には消極的な人がいるのです。しかし、過去の実例データからも、こうした最新の決済システムに乗り遅れず導入した方が、来客を増やす一因につながっているということも分かっておくべきです。自分の利益より、客の利便性重視!これが重要なのです。

クレジットカード決済のシステムを導入すべきか?

美容室理容室を開業する際、お客さんがクレジットカードやオンライン決済を、
開業時から導入する人と導入しない人がいます。

これらを導入しない人に、その理由を尋ねると、こうした外部の決済の場合、売上額面からそれぞれ手数料を取られてしまうため、せっかく売り上げた額面が少なくしてしまうこと懸念事項なのだといいます。

しかし、今の世の中、クレジットカード決済、オンライン決済できる店なのか?
客はこれにより来店の意志を決めている傾向もあることを店側は理解しておく必要があります。

最初にこうした決済システムを導入しなかった過去の大量の実例に、開業後にそれぞれ尋ねてみたところ、開業当初の頃から、よく新規に来店した客から

「クレジットカードは使えないの?」

と言われることが非常に多かったというのです。

 

そんな客の要望に応じて、当初は導入するつもりがなかった店舗も、経営の途中で導入した事例が何件もありました。

すると、その後、ほとんどの店は

「意外にも、導入した後のほうが売上が伸びたんです!」

というのです。

 

今の時代、理由はいたってシンプルで

お客さま側の基準で考えれば納得できると思います。

クレジットカードはもちろん、ほとんどの人が当たり前のようにキャッシュレス決済があまりにも当たり前になっているからなのです。

大事なのは店側の都合ではなく、客側の利便性

以前、まだ現在のような多岐にわたるキャッシュレス決済が浸透する前は、現金取引の他は主にはクレジットカード決済でした。

その頃の傾向で、当時特に女性客からはこの様な意見が多く寄せられていました。

 

これは、美容施術の支払いだけに限らず、当時からありとあらゆる様々な出費において、ヘアサロン側の感覚とは真逆で、クレジットカード決済ができないなんてありえないと捉えられていたのです。しかも、クレジットカード決済を利用するか、現金決済をするか、この使い分けに関しても、明確な基準を持っている人が多かったのです。

1万円以上の決済は必ずカードを使う。

1万円以下の決済なら現金で払う。

実際、このように使い分けをしているという声が非常に多かったのです。

また、クレジットカードの利用者のほとんどは、カード決済により得られるポイント集めにも強い意識を持っていました。

これが運営側の想像を超えるほど高かったというわけです。

昔から客側はクレカ決済可能な店かどうかで選んでいた?

この法則を考えると、ヘアサロンであれば、カット、パーマ、カラーといった複数セットの施術が多くなるため、多くの場合支払額は1万円を超えることがほとんどです。

このように、まだクレジットカードぐらいしか、キャッシュレス決済が主流でなかったかなり前から、

店側の基準は、手数料もったいないから導入しない・・・

客側の基準は、クレジットカード決済できないなら、その店は選ばない・・・

 

という構図が少なからず存在していたということなのです。

 

だからこそ、店側としては恐る恐る導入してみたら、なんと売上が上がっちゃった!

不思議!

となったわけです。

 

しかし、これ、不思議なことでもなんでも無くて、店側のオーナーが自分の利益率に意識を向けていたか、客の便利さを汲んでいたかの違いが原因の結果だったということです。

まとめ

 

今でこそ、キャッシュレス決済は当たり前の時代になりましたが、今だに「やっぱり導入したほうが良いの?」という声が聞こえてきます。

自店の利益率はもちろん重要なこと。しかし、世の中のスタンダードに乗り遅れたことにより、利益率以前に来店されない原因を作っているのだとしたら非常に問題です。

どうしても美容室、理容室の開業オーナーさんのような技術が頼りという職種育ちなので、

常に移り変わる世の中の仕組みに時折遅れをとってしまうことがありがちです。

開業を果たしたら、時代の移り変わりとともに様々な進化や変革にアンテナを張り続け、順応するというか、柔軟に対応する姿勢も問われるところです。

 

こうした決済方法に限らず、今後まだどんな新たな仕組みが登場するかわかりませんよね。

問題は、「ウチはそういうのいいや」ではなく、経営者として最低限の好奇心、探究心を備え持つことですね。

 

 

 

著者:飯島由敬

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