安全な独立開業をお考えの方まずは、個別無料相談へ

ホーム » 事業計画・開業準備 » 【美容室開業】独立出店に最も重要な「開業の動機と目的」について

美容室独立開業Library

【美容室開業】独立出店に最も重要な「開業の動機と目的」について

独立出店に非常に重要な要素である「開業の動機と目的」に関して理解しましょう。ほとんどの開業者は「動機は?」この問いかけに対し「夢だったから」「自分のやりたいようにしたいから」といった、非常に曖昧な動機であることがほとんどです。特に公的融資の借入申請などでも最初に問いかけられる「動機」これをしっかり語れないと融資ができるかできないかの明暗を分けるほど重要なポイントとなるものです。そして「動機」と同時に問われる「目的」これらそれぞれの違いも理解の上、しっかり整理した上で開業計画に臨みましょう。

開業の核は「動機」にあり

独立開業、新規事業展開、事業拡大、新商品販売などなど、

何か今までと異なる状況を作り出そうとする際に必ずこれがあるはずですね。

「動機」

美容室開業においても日本政策金融公庫や銀行の融資の際、一番最初に問いかけられる部分がこの「動機」です。

「長年の夢だったから・・・」

「いつかは自分の店を持ちたいと思っていたから・・・」

融資機関は、実はそんな事を聞きたいのではないのです。
動機とは、

何故?

という問いかけのこと。

何故開業をする必要があるのか?

という視点で考えることが重要です。

多くの方が、この問いかけに的を得た返答ができない傾向があります。

融資機関側は、いち早く聞きたい言葉があります。

それは?

今までよりも格段に報酬をUPしたい!

これを聞きたいんです。なぜなら融資機関、すなわちお金を貸す側の視点として、

「絶対にこの人だったら大丈夫だろう。貸したお金は必ず返してくれるはず!」

と判断できない限り、多額のお金を貸すことはできません。

少なくとも、報酬アップを前提にしている人じゃないければ、こうした「この人ならきっと!」という判断にはまず繋がりません。

「動機」2つの視点・その1

今までより格段に自分の報酬を上げたい!

まず、これが
1つ目の動機です。

一見、私利私欲の部分であり

エゴイズム(自己中心)な部分

融資機関側が求める最上級の返答が実はこれなのです。

「動機」2つの視点・その2

では何故、そこまでして、報酬を上げたい!と考えたのか?

ここの部分を自分自身、紐解く必要があります。

自問自答ても答えは明白なところでしょう。それは、現状の報酬(給料)では足りないから!

満足できないから!現状の報酬では割にあわないから!・・・ですよね?

 

現在勤務する店は予約詰め込みすぎ・・・品質が落ちる・・・もっと丁寧に施術したいのに。

薬剤が安価で粗悪・・・客のお客の肌トラブル多い・・・もっと安全な薬剤を提供してあげたいのに。

とにかく忙しすぎ・・・日々新しい技術が生まれているのに、それらの講習に行くとか勉強する時間が取れない・・・もっと時間がほしいのに。

などなど・・・

実はこれが2つ目の動機です。

すなわち

現状における、不満・不都合・不具合

 

1.報酬UP・・・エゴ(自己満足の心)・私利私欲
2.現状の不満・・・わがまま・まぁこれもエゴですね。

この2つポイントで「動機」整理してみることが重要なのです。

 

とにかく、自分のエゴを一旦、ひたすら垂れ流すことこそ、「真の動機」明確にすることに繋がります。

多くの開業者は、エゴのアウトプットに自ら制限をかけている

誰でも、こうしたお金のことや、不満の数々を発言することに対しては、抵抗があるものです。

お金を多く貰いたい!なんて言っていると周りからの印象がとても悪く映るだろう・・・なんだか嫌な奴だと思われるのでは・・・不満ばかり言っているダメな人間だと思われてしまうかも・・・自分勝手なことばかり言っているやつだ・・・

しかし、それで、良いのです!

それだけの不満が爆発しそうだからこそ、なんとかしようと考えたのですよね?

自分で開業すればそれらの不満が解消される、と思えるのですよね?

開業して自分のお店を構えたら、今までよりも報酬は多く得られるようになるし、拘束時間がやたら長く自由が得られなかった今までより、多少自分の時間が作れるかもしれない。

『だから』やろうと思ってのでしょ?まさしくそれが動機なのです。

 

実は、特に日本ではこのように本当に欲しいものを、奥にの方にしまって振る舞うのが、美徳のように捉えられる傾向がありますね。

ところが、自分自身が本当の自分の中にある欲とか希望とか理想は一体何なのか?

これがいつのまにかわからなくなってしまっているのです。

特にこうした感覚は、実際にお金を貸す融資機関側の判断基準では

「夢だった」とか、「自分のやりたいように」というような非常に曖昧なビジョンを動機として発言したのでは、逆効果ともいえるのです。

2つ目の動機=不満要素の改善策こそ「目的」に繋がる

エゴイズム(自己中心的な欲望)を丸出しにして「動機」を語った上で・・・

その報酬アップの具体的な手段として、どうせ報酬を上げるなら、以前から本当にやりたかったことでそれを実現させる!

やりたかった方法で報酬を上げる!今までの職場ではどうしてもやれなかったこと、やらせてもらえなかったこと、自分が考える本当に理想のサービスでそれを実現させる!客の満足を上げつつ、それでお金を儲ける!

これこそが「開業の目的」となるのです。

 

多くの有名な経営コンサルタントもこう言っています。

ビジネスでも、スポーツでも、武道でも・・・すべてにおいて言えること

なにごとも、すべての始まりは【何故?】から始まるのです。

【Big Why】と表現するそうです。

それほど重要なのがこのWHY、すなわち「動機」なのです。

これから開業を目指すみなさま、この「動機と目的」少なくとも開業前に、これを整理し最低でも的確に発言できるようにしておきましょう。

『動機』は今の不具合を語ること!

『目的』は自分が本当にやりたかったお客様へのお役立ちを語ること!

まとめ

独立開業出店、すべての始まりは「動機」
それは2つ「報酬アップのため」と「現状の不満があるから」

開業時に必要となる公的融資(日本政策金融公庫、銀行)の融資申請では、最初の質問が「動機と目的」である。

多くの開業者は「夢だったから」「自分のやりたいようにやるため」という曖昧な発言をしがちだが、これでは融資側に対しての説得力に著しく欠けるものとなる。特に融資機関側に対しては「報酬アップのため」という動機が最強の発言となる。

と、同時にもう一つの動機「現状の不満を解消するため」この延長上に今までできなかったことをしながら報酬アップを狙う。

「動機」自分のエゴ・私利私欲

「目的」お客様の為に全力を尽くす具体的手段

著者:飯島由敬

前のページに戻る

自分のお店を持ちたいと
お考えでしたらまずは無料相談

無料相談・お問い合わせ

Copyright © bh inc.corporate All Rights Reserved.