10年後の健全経営を見据えた美容室の独立開業のお手伝い ヘアサロン開業アカデミー

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進行中開業計画

3/4開業・狭山市美容室WARAWA(ワラワ)〜開業後のコンサルティング開始!初月絶好調、しかし飛ばしすぎ禁物!

つい1月前、2月20日にプレオープン、3/4にグランドオープンを果たした、美容室warawa(ワラワ)開業計画ですが、経営者として初心者のオーナー福山裕太郎さんは、1年後まで飯島の短期顧問として毎月12回コンサルティングを行っていくことになります。その第1回目を行いました。この1年間の行動により、2年目以降から10年以上先の運命が左右されるのです。踏み外さない為の伴走者というかガイドマンとしての役目が1年間続きます。

昨年2022年5月30日に「ヘアサロン開業基礎講座」の受講以降、
 
そのまま続けて「事前プロデュース」のご依頼を頂き、8/8の時点で出店物件を見つけ、
さらに引き続き、「融資コンサルティング」〜「フルプロデュース」に進んでくれたwarawaのオーナー福山裕太郎さん(当時34才)の計画です。
 

最初の出会いから、10ヶ月後には立派な開業を成功させました。

warawaの完成写真はこちら

https://bh-inc.co.jp/case/warawa/

 

もちろん、すべてが順風満帆に事が進んだわけではありません。

その都度に直面するやるべきこと、不測の出来事に何度も戸惑い、迷いながら着実に駒を進めてきたことによる今があります。

そんな、迷いの渦中に、どうすべきか、どう判断すればよいのか・・・

これらは、初めてのことなのですから、誰であっても混乱しないはずが無いのです。

飯島の役目は、開業の専門家として、適材適所にどう行動するかをすべて道を示し、成功の方向にガイドすることでした。

 

思えば、福山さんに限らず、最初に出会ったときの開業者さんと、実際に開業を成功させた10ヶ月後(福山さんの場合)の開業者さんは、思いっきり別人!

これは、まず、全員に言えることです。

 

経営に対する考え方はもちろん、単価意識、戦略意識、従業員に対する考え方、販促活動方針・・・・とにかく何もかもが、最初に会った時に本人から直接伺ったものとは天と地ほどに異なります。

 

これを、開業者自身は「成長した」という人もいますし、「どういうわけか考え方がまるでひっくり返った」という人もいるわけです。

 

これは、誰もが必ず経験していることなのです。

例えば、小中高の頃の習い事などを経験したことのある人ならわかるはずです。

ちょいちょい、「初心を忘れるな」などと言われますが、要は、最初の頃と今の段階を、折りに触れ振り返りつつ、歩んだ距離を確認しろということなのです。

「そういえば、私、腕立て伏せが3回しか出来なかったのに・・・今は30回できてるじゃん!」みたいな・・・

 

振り返りって非常に重要なんですよ。自分自身で「得た成果を確認する作業」というわけです。

何が言いたいか・・・今の福山さんにも思いっきりこれが当てはまるってことです。

 

さて、話をもとに戻しましょう。

今回、飯島のプロデュースにおける、開業後のコンサルティングですが、これは、自動車教習所のお話でよく例えています。

最初に開業者さんに提供したカリキュラム、すなわちレクチャー(講義)の数々というのは、教習所で言うところの「学科」の教習なんです。

まずは、運転する上での知識を徹底的にぶち込まれますよね。これが飯島のプロデュースで言うところの第一ステップ「知る(講義)」の段階です。

そして、得た知識をもとに、必ず成功する「事業計画の構築」と「絶好な出店物件の選定」という段階に進みます。まぁ、これが「事前プロデュース」です。

 

さて、再び教習所に話を戻しますが、学科の直後の実際の運転の練習こそが「所内コースの運転練習」

これが飯島のフルプロデュースに似ているのです。言うならば、実際の店舗オープンまで、飯島がガッツリ横に着いて、絶対に事故らないように付いているわけですから。

 

問題なのが、仮免許を取った後ですね。実際の路上に出て、いわゆる「実践練習」をする段階です。緊張感は一気に高まるってもんです。

これが、飯島のプロデュースでは「開業後の1年間コンサル」にあたります。

 

大きく分ければ、開業までのプロセス、つまり「お店を持つまで」というのは比較的、誰もが成功するものなのです。

問題は、実際の経営というフィールドで、冷静、慎重、堅実に1年間を経験するプロセスが、長期運営となるか、短期で沈没してしまうかを左右するわけです。

 

どんなに教習所内で安全運転を学んでも、退所後、早速大事故を起こして命を落とす人もいますよね。

問題は、免許取得後、何十年も安全運転を続けることが重要だと思いませんか。

そのためにも、実際の路上に出てから、さらなる安全運転を根付かせることが必要ですよね。まぁ、教習所で仮免許後に行う、教官が同乗して行う、実際の路上における「実地運転」こそが、「開業1年後まで付きそう短期コンサル」というわけです。

 

飯島も最初の会社を独立した29歳の時、振り返れば、1番ヘマしてばかりいたのは、独立後の1年目でした。

まず、お金の管理が本当によくわからなかったし、会社経営の最低限のリズムというか、勘所なんてまるでわからず、まず戸惑いしかありませんでした。

 

変な営業PRばかりが売り込みをしまくってくるし、それらを遮る術もなし、律儀に全部の話を聞いていたら、変なモノ買わされたり・・・

当時の税理士さんにも、何をどう質問してよいのかすらわからず・・・まさに迷走の連続だったものです。

 

気づけば、2〜3年後、「ちゃんと知っていれば、こんなものに手を出さなかったのに・・・」という出来事は数知れずでした。

それほどまでに、先々の運営を脅かすのは、開業してからの初年度に集約されると飯島は考えているのです。

 

ということで、飯島の開業プロデュースでは、とても重要な開業から1年後まで、絶対に道を踏み外さない為の指導者が必要だと考えているのです。

※以前はこの「1年後までの短期コンサル」はフルプロデュースの標準にしておりましたが、現在は、希望により付加するか、不要か選べるようにしております。

 

さて、前フリ長過ぎましたが、福山さんはこの10ヶ月以上に渡る、あまりにも濃いやり取りの中から、1年後までのコンサルの必要性を自ら感じてくれて、フルプロデュース以降の「1年間短期コンサル」を依頼してくれたのです。

 

今回、初回のコンサルでは、まず現在の状況を伺いました。

福山さんは、ただただ、理想が手に入ったばかりでメチャクチャ幸せを満喫している状態でした。

もちろん、これは素晴らしいことです。ハッピーモード全開のお話を沢山伺いました。なんと売上も、初月から絶好調という報告です。

当初、福山さんが描いていた実数字の予想を遥かに超える売上に、自身も大きな手応えを感じていました。

 

しかし、飯島が、初回のアドバイスした重要ポイントがありました。

実は、福山さんと共に決めた目標設定がありました。

とても多忙を極めていた今までの仕事サイクルから、シフトチェンジして、ひたすら客数をこなすより、質を重視すること、すなわち対応人数を制限して、品質勝負による単価を高く取ることです。

 

当初、旧職場より単価を高く設定することに大変な抵抗を示していた福山さんですが、実際に単価を上げたことにより、この初月の好売上を手に入れることができているわけです。

 

ここで前述したことが言えるのです。

「福山さん、最初は単価を安くしたいと散々悩んでいたけど、実際にこの単価で1ヶ月経営してみていかが?もう10ヶ月前になんて絶対に戻れないでしょ?どう?」

「確かに、なんて安すぎる単価で仕事してきたんだろう・・・って思っちゃいます」

そう、これこそ、先程の話の重要なところというわけです。

 

ただ、福山さんの初月のさらなる感想を聞くと、

「もっと多くの人を対応したい、物足りない・・・」「スタイリストを雇用すれば、もっと多くできるのに・・・」

という類の声が聞こえてきました。もちろん、良いんですよ、これはこれで。

 

しかし、福山さんが開業時に自らに課した「何の為の開業か?」

この動機と、初月の発言は、まるで逆行しているのです。

 

「福山さん、将来のために、働き蜂状態から抜け出す為の開業だったんでは?」

「家族との時間をもっと作るための開業だったんでは?」

「初月なのに、この売上って、想像を遥かに超える成果ですよね?なぜ労力を増やして以前のように詰め込もうとするの?」

 

福山さんは、この投げかけに、思いっきり顔をしかめ、

「あ〜〜、そうですよね〜〜、飯島さんが前からずっと言っていた注意点でしたね・・・」

飯島は、この初回のコンサルにおいて、以下のようなアドバイスを、魂込めてお伝えしました。

「福山さん、とにかく、まだ始まったばかりの経営です。車で言えば、新車状態です。

いきなり時速120キロ超えのスピードで走り続けると、エンジン壊れちゃいますよ。

しばらくの間は、慣らし運転って言ったじゃないですか、今の売上をキープできるかどうかはわかりません。

仮に来月、再来月と売上が下がったとしても問題ないぐらいの運転資金も確保済みでしょ?

売上を上げることより、今の仕事リズムになれることが最優先です。

決してサボれといっているわけじゃないけど、少しハードワークを緩めて余裕を持つことが最大の目標でしたよね。

これからは、薄利多売より、品質重視の方にチカラを入れるんでしょ?

スタート直後から、このように良い売上が上がっていると、逆にとても危険な要素もあるんですよ。

来月もしも下がったら、福山さん、絶対にパニックしちゃうでしょ?でもね、これはね、よくあることなんです。

だから、気負わずに、まずは平常心をキープして進んでいきましょう。備えは十分じゃない。

マラソンでさ、スタート直後に全力疾走の速度出しすぎは、結局は、完走できなくなるかもしれないじゃない?

とにかく、最初から、飛ばし過ぎは絶対に禁物だからね・・・焦らないでいきましょ!」

 

ということで、1ヶ月後、福山さんのとまたコンサル行います。これを毎月、残り11回繰り返していくことになります。


warawa福山さんと共に歩んできたプロセスはこちらで確認できます

↓ ↓ ↓

『事前プロデュース請負以降の行程(一覧)』

https://bh-inc.co.jp/news/221031-bh-pre-produce-index/


『フルプロデュース請負以降』

◯11/3・フルプロデュース前の融資コンサルの様子

https://bh-inc.co.jp/news/221103-bh-loan-consulting/

◯11/7・1回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221107-warawa-1/

◯11/14・2回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221114-warawa-2/

◯11/21・3回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221121-warawa-3/

◯11/28・4回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221128-warawa-4/

◯12/5・5回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221205-warawa-5/

◯12/12・6回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221212-warawa-6/

◯12/19・7回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221219-warawa-7/

◯12/22・8回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/221222-warawa-8/

◯12/26・9回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/221226-warawa-9/

◯2023/1/5・10回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230105-warawa-10/

◯1/12・11回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230112-warawa-11/

◯1/18・12回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230116-warawa-12/

◯1/18・13回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230118-warawa-13/

◯1/27・14回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230127-warawa-14/

◯2/3・15回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230203-warawa-15/

◯2/7・16回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230207-warawa-16/

◯2/10・店舗工事引渡の様子

https://bh-inc.co.jp/news/230210-warawa-17/

◯2/16・写真撮影のため訪問

https://bh-inc.co.jp/news/230216-warawa-18/

◯2/20・warawaプレオープン

https://bh-inc.co.jp/news/230220-warawa-pre-open/



オンライン動画講座集

↑bh飯島由敬・動画オンライン講座集リストへ


【bh飯島由敬・著書及び監修書籍】

著書(2023年発売)

解説美容室開業

著書(2022年発売)

店舗開業のあたりまえ

著書(2018年発売)

美容室が10年後も変わらずに運営できているかはすべて開業時に決まる!

監修書籍(2008年発売)

はじめてのヘアサロンオープンBOOK


【独立開業出店のご相談・各種講座】

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