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狭山市美容室WARAWA(ワラワ)開業計画16回目(終)-開業後の会計事務所引合わせ

美容室warawa(ワラワ)開業計画。フルプロデュースの打合せ16回目。ついにオーナー福山さんのZOOMによる打合せは最終回となりました。ラストは今後の会計事務を手厚くサポートする美容室専門の会計事務所を飯島監修下のもとで引き合わせしました。この会計事務所の取り組み方は、単純に会計事務をすべて一手に代行するもではなく、あくまでも経営者として自身でも最低限こなせるように鍛えてもらうことを目的とした請負形態になります。

埼玉県狭山市柏原の美容室warawa(わらわ)ですがついに、長く、何度も行ってきたリモートによるZOOMの打合せが最終回です。

つい4日前にもWEB制作の最終打ち合わせをしたオーナー福山裕太郎さんですが、今回こそZOOMでの打合せは最後となります。

オープンまで1ヶ月を切ったこの段階で、今後の経営に沿って必要となっていく会計業務、すなわち経理をしていくために必要となる会計事務所との引合せをしました。

 

まず、これも美容室、理容室に限らずあらゆる業種の開業者さんは、開業後の経理事務など絶対に初体験となりますね。

なんだかよくわからないままに、税理士さんを誰かしらに紹介してもらうとか・・・自分でネットで探してコンタクトを取るとか・・・

 

実は、遡ること28年前、飯島が最初に起業した店舗デザイン設計会社の時も、何がなんだかわからないまま、

なんとなく税理士さんと契約しなければ・・・という感じで、当時知人に紹介してもらい、初めて会った税理士さんの言うとおりに契約して数年間会計業務の代行でお世話になったものです。

 

しかし、会社経営も年数が経つごとに、あまり会計のイロハも掴めず、だんだん、なんのために依頼しているのか疑問を持つようになりました。そんな経営4年ぐらい経過したところで、意を決し、税理士さんを変えることにしました。

 

ちなみに、税理士さんや会計事務所って、最初の契約時は良いのだけど、辞めてもらって切り替えるときって、すっごく神経すり減らします。すなわち辞めてもらうわけですから、どうやって断ろうかなって、すごくストレスを感じることになるんです。

 

まぁ、これって、開業者さんが最初には気づかないことであり、経営が進んでいくと、まま、遭遇する出来事でもあるのです。

 

結局飯島は、現在会社経営歴28年の月日の中で、このストレスを得ながらも、トータル5人ほど、税理士さんを替えながら歩んできたのです。

 

ズバリ言ってしまうと、税理士さんもダメな人はダメなんです。士業の先生を名乗ってはいても、仕事ができない税理士さんもたくさんいるということ。

また、この28年で学んだことといえば、税理士さんに会計業務を依頼すべきなのか、それとも会計士さんに依頼すべきなのか・・・

厳密に言うと、これはまるで次元が異なります。

 

ここでは、その詳細は多く語りませんが、明らかに税理士さんと会計士さんの仕事の役目が異なると言っても良いでしょう。

 

ということで、実は1995〜2012年まで、4人の税理士さんの首を切ってきた飯島でしたが、ようやく出会ってずっと信頼を得ているのが、今の会計事務所さん。結局その出会いから今年で11年目をむかえているわけですが、今までの仕事っぷりは、完璧です。

 

出会うまでの4人の税理士さんは何だったんだろ?ってなもんです。でも、こうした過去の、かゆいところに手が届かない感覚があったからこそ、本当にしっかりとした仕事をしてくれる会計事務所さんの良さがわかれるようになったのです。

 

やがて、その出会いから長きにわたる信頼の厚さから、飯島のプロデュース下で出会う開業者さんへのいくつもの橋渡しと連携を繰り返し、いつしか業務提携という関係性に発展したわけです。

 

今まで飯島のプロデュース監修下で引き合わせた美容師さん、理容師さん、実はそれ以外の業種のオーナーさんも、各種クリエーターもたくさんいて、これら引き合わせた人たちの9割以上が、この会計事務所を、ずっと変えることなくお付き合いしていると聞きます。

 

折りに触れ、歴代開業者さんたちなどに、「◯◯会計事務所さん、ちゃんとやってくれていますか?」と尋ねると、

ほとんどの人は「すごくよくやってくれています!すごく良いんです!」という返答なんです。

 

なかには、一旦解約したものの、やっぱり改めて再契約したという事例も数件耳にしたものでした。

そんな、信頼熱きbhの提携先である会計事務所さんを、開業者のご希望があることがもちろん前提ですが、こうして毎回引き合わせているのです。

 

そして、この会計事務所さんに、飯島が監修下として指示しているのが、一般的な会計業務のやり方とは異なります。

これは、前コラムでも少し触れましたね。

 

多くの税理士さんや、会計事務所が、最もありつきたい仕事依頼というものがあります。

それは毎月の顧問契約に併せて、会計の記帳代行という業務ですね。

いわゆる、経理事務の一切合財を請け負って、経営者の負担を限りなく無くすバージョンの請負方です。

 

しかし、こうした依頼の仕方を開業の初年度からしてしまうと、経理に関してまるで初心者である開業者さんは、

まさしく、税理士さんや会計事務所に、おんぶにだっこ状態となってしまいます。

やがて、自分のお店の入出金状況も、あまりよく把握していないまま、ひたすら自身の業務に集中できることがメリットと考え、ついつい任せっきりにしてしまうものなのです。

確かに、これは自身の仕事をスムーズに、しかも更に多くこなしていくためには、一見メリットに思えるかもしれません。

 

しかし、これでは、いつまで経っても、経営者としての金銭感覚が身につかないまま年月が経ってしまうのです。

いずれは従業員の給与だとか、様々な事業拡張の設備投資だったり、あるいは、多店舗展開をしていくことも視野に入れているとしたら、

間違いなく、最低でも自分の店の台所事情に精通している必要があるのです。

 

確かに開業者にとって、誰もが、避けて通りたいところなのがこの経理という仕事です。

 

それらの経理業務を全て経営者がこなすとなると、それはそれで大変なことです。できれば本業の部分に大きく割合を持った仕事の進め方が理想なのは当然のことですね。

とはいえ、自身の本業務100で、経理0というのが問題なのです。

 

これから経営する自分のお店というのは、文字通り開業者のモノなのですから、

その自分自身の店の最低限の経理を理解することが重要なのです。

 

それを、初年度から投げ出して、全部外注任せにするのではなく、取り敢えずは、経理とはどういうものなのか・・・

入出金の帳簿の付け方、経費の科目計上のやり方、どのようにして1年間の各種資料を用意すべきか、

 

このように、経理の仕事全体の、せめてその1/3ぐらいは経営者である自分自身が把握する。

経理事務の進め方を勉強する。どんなものなのかぐらいは、わかるようになる。

 

これは、絶対に開業から最初の1年間で経験すべきなのです。そして、2年目以降、

ある程度の経理事務の流れというか、全体感が理解できた上で、必要に応じて、会計事務所や税理士さんに、業務全てなのか、それとも業務の一部なのかを検討した上で、代行依頼をするのです。

 

これこそ、飯島自身が独立開業から17年の間に税理士を4名も首にしてきた理由があり、貴重な経験だったわけです。

そんな飯島自身の苦い経験を教訓として、提携する会計事務所には、新人経営者に対しての明確な請負方を指示しています。

 

まずは、開業から1年後までは、記帳代行ではなく、開業者自身が自分で帳簿をつくれるようになるために懇切丁寧に教えてあげる。

もちろん、それらを常にチェックして軌道修正を呼びかける。そして年度末になったら、確定申告と資産計上という、初心者では到底難易度が高くて手に負えない業務を手厚くサポートしてあげる。

すなわち、新人経営者に経理の初歩的な業務を徹底指導する。これを最大の役目として請け負うように!

そして、まだ軌道に乗る前の初年度の美容室ですから、通常料金よりbh割引のごとく、初年度に限り安価に対応してもらうようにしているのです。

こうした、諸々の諸条件を事前に共有した上、すべての条件を前提にしての、本日の引き合わせなのです。

 

そういえば以前、コロナ禍になる前、毎年歴代開業者さんがちが一同に集まる忘年会がbhでは恒例の行事(bh unity)これは2009〜2019まで10年に渡り恒例行事で開催されていましたが、残念ながらコロナにより、現在は行っていません。

そんな毎年行われた合同忘年会でしたが、その会の席で時折、歴代開業オーナーさんたちが、お酒を飲みながら、飯島が引き合わせた会計事務所から学んだ経理事務の進め方をオーナーどうしで情報交換している光景を何度か見たことがあります。

 

こうした折、この会計事務所さんは、しっかり開業者の信頼を得て、やってくれているなぁと思ったものでした。

とにかく、それほどまでに長い期間で信頼を積み上げてきたこの会計事務所さんを、

 

本日、こうしてwarawaのオーナー福山裕太郎さんに引き合わせたところで

無事、フルプロデュースにおけるZOOMの打合せはすべて終了となりました。

 

あとは、本当に、店舗の完成を待つばかりです。

ここに到達するまでに、福山さんは本当に大忙しだったし、正直なところ疲れていないわけがありません。

しかし、今の時期、もう一つ重要な仕事は、自分自身の体調管理なのです。

 

せっかく素晴らしいお店が完成し、準備も万端だったとしても、

肝心の主役である福山さんが体調を壊していたり、精神が病んでいたのでは全てが台無しとなります。

 

身も心も、ベストな状態を維持することが、ある意味、開業で最も重要なところかもしれません。

 

warawaホームページ
https://warawa-hair.com/


今回の美容師さんと共に歩んできたプロセスはこちらで確認できます

↓ ↓ ↓

◯11/3・フルプロデュース前の融資コンサルの様子

https://bh-inc.co.jp/news/221103-bh-loan-consulting/

◯11/7・1回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221107-warawa-1/

◯11/14・2回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221114-warawa-2/

◯11/21・3回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221121-warawa-3/

◯11/28・4回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221128-warawa-4/

◯12/5・5回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221205-warawa-5/

◯12/12・6回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221212-warawa-6/

◯12/19・7回目の打ち合わせ

https://bh-inc.co.jp/news/221219-warawa-7/

◯12/22・8回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/221222-warawa-8/

◯12/26・9回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/221226-warawa-9/

◯2023/1/5・10回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230105-warawa-10/

◯1/12・11回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230112-warawa-11/

◯1/18・12回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230116-warawa-12/

◯1/18・13回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230118-warawa-13/

◯1/27・14回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230127-warawa-14/

◯2/3・15回目の打合せ

https://bh-inc.co.jp/news/230203-warawa-15/


その更に前のプロセス

事前プロデュースの行程(一覧)

https://bh-inc.co.jp/news/221031-bh-pre-produce-index/



オンライン動画講座集

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【bh飯島由敬・著書及び監修書籍】

著書(2023年発売)

解説美容室開業

著書(2022年発売)

店舗開業のあたりまえ

著書(2018年発売)

美容室が10年後も変わらずに運営できているかはすべて開業時に決まる!

監修書籍(2008年発売)

はじめてのヘアサロンオープンBOOK


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