売上は初月からずっと順調、しかしその裏では例外なく開業初年度の苦労があっての話!〜土呂美容室 malun 開業後11回目セッション
【開業後のプロデュース対応】開業から11ヶ月を通り抜けてきた、さいたま市土呂町美容室 hair + malun(ヘア・プラス・マルン)11回目のセッション、開業初年度はまさに経営者1年生、純粋ゆえ、道を外しやすいし、騙されやすいし、色々な売込をされたり、周囲から妨害を受けたりしやすいのです。開業初年度の闇とでもいえるところなのです。
2/13の開業1周年まで秒読みですね。あと2週間です。早いなぁ〜。さいたま市土呂町の美容室hair + malunさん絶好調です!さて今回のセッションを終えて、次のセッションがプロデュースで開業から1年後までお手伝いするコンサルセッションの最終回となります。
と、まず今回の冒頭で、いきなり鈴木さんが、つい先日発売されたばかりの飯島の新著書を「買って、すでに読みましたよ!」画面越しに見せてくれました。ありがとうございます。
鈴木さん夫婦にとっては、2020年の1月、無料相談で初めて会ったときから約2年間の濃い交流をしてきたわけですが、本に書かれていることは、ほとんど毎回、飯島の口から直接聞かされてきた内容そのものだったはずです。とはいえ、鈴木さんとしては、今まで受けてきた膨大な量のアドバイスを1冊の本にコンパクトにまとまっているように思えたらしく、2年前から現在までの実プロセスを振り返りながら、改めて「そうだよなぁ・・・」と思うものがあったと話してくれました。お知り合いで開業を考えている人に、この本を紹介したいと言ってくれました。感謝です!
さて、そんな鈴木さんですが、11ヶ月前のオープンから、初めての経営というフィールドに飛び出して早いもので1年が経とうとしています。コロナという混乱の時期に敢えて挑んだ開業でしたが、一度も赤字を出すことなく突っ走ってきた感じです。
これはどの開業者さんも共通ですが、とにかく1年目は、労働量、収支、集客、すべてにおいて自分のペース配分が皆目わからないものです。気持ちばかりが先走り、慌てて良からぬ判断や、取り返しのつかないような行動に出てしまう危険性を持っているのが、この開業初年度といえるのです。
例を上げればキリがありませんが、結局のところ、店舗運営という次元の立場にたつことが、まさしく初めてのことなのですから、何もわからないはずなのです。開業当初から、訳のわからない売り込み営業が来店して迫ってきたり・・・少なからず経営の妨害的な圧力がかかってきたり・・・という外からのエネルギーが降り注ぐのも、やはり開業初年度が非常に多いものなのです。
これは、いたって開業者さんが「何もわからない超初心者」だからなのです。
ちなみに、様々な売込の代表選手は以下の通りです。
店内の玄関の敷きマットの売込
ホームページのSEO対策の売込
店内BGMの有線の売込
最近ならではなのが、
キャッシュレス決済の売込
空気清浄システムの売込
このような営業の圧力に負け、大量のお金を使ったばかりの開業直後だというのに、さらなる出費をせざるを得ない契約をしてしまった開業者さんは世の中に多いはずです。
なぜ、飯島がプロデュース管轄の中で開業初年度だけは付きっきりの体制をとるのかというと、こういった開業者にとって訳のわからない売込が来たら、即、飯島に指示を仰げるようにしておくためでもあるのです。
もちろん、1年目に起こりうるのはこのような売込ばかりではありません。
「こんなとき、一体どうしたら良いの?」
という出来事は数しれず、本当に予測不能ですし、毎回ヒヤヒヤさせられるものなんです。
長年こんな実例に触れ続けてきた飯島にとってはまさしくすべて「あたりまえ」な事ばかりです。
対処法も、回避法も少なからず知っていますし、さほど心揺らす程ではない、とるに足りない出来事がほどんどです。
しかし、それらちっぽけなことに対し、いちいち心が揺れてしまうのが経営1年生なんですね。
これって子供を育てた経験がある人ならわかるでしょう。
本当にしょうがないことなんです。すべてが0歳児〜1歳は経験することすべてが初めてのことですからね・・・とにかく何も知らないんですから。
だからこそ、物心がつくまでは、絶対に親は必要です。
変な売込も、周囲からネチネチ言ってくる輩たちも。開業者を襲ってくる理由は、どっから見ても開業者本人が、まだ物心がついていない幼児のようなもの。純粋ゆえに騙されやすく、カモにされやすく、狙われやすいのです。
独立した人物は、一見、それなりに成功者として表面は颯爽としていても、実際、心の中は、ソワソワ、ドキドキの連続です。慢性的に不安で押しつぶされそうな心模様なのが1年生なんです。それを見透かしてか、まだあらゆる面で無防備な1年生を、周囲がこぞって狙ってくる。これが開業初年度の怖さです。プロデュースにおける飯島の立ち位置は、前述の親だったり、保護者そのもの、いわば開業初年度1年間限定の開業者の用心棒的な役目も引き受けている部分もあるわけです。
さてさて、これも歴代どの開業者さんも共通です。
本当に、不思議なもので、こういう煩わしい来訪者たちというのは、2年目から一気に減る傾向があります。
1年間の1周期を経験した開業オーナーさん、すなわち2年生は、格段に大人に成長するということです。
多少の出来事にビクビクしないようにもなってきます。堂々ともしてきます。すると不思議なぐらい変な営業も来なくなるし、変なクレームも減る。周辺の妨害もなくなる。
だから、2周年以降に飯島は必要ないのです。
だから、飯島のプロデュースは開業から1年後までのセコンド体制なのです。
鈴木さんご夫婦の開業からの日々は、運営の実益的には思いっきり絶好調の1年でしたが、その裏には、もちろん、何事もなく平穏無事だったとは決していえません。実際に鈴木さんからお悩みの相談は、ちょくちょくありましたからね。わずか数分の電話での対応でも、滅茶苦茶ホッと安心する鈴木さんの声の波動を幾度か聞いてきましたね。現在の鈴木さん本人にとって、おそらく通り過ぎれば、すべては何てこと無い、小さな出来事ばかりと思えるでしょう。しかし、それらの瞬間はすべて混乱の真っ最中でした。
このかけがえのない1年間の経験が、立派な2年生に進級させます。そしてそのもっと先の10年後は、すごい経営者になるのです。
飯島もかれこれ、そんな卒業生を何人送り出してきたことでしょう。
来月3/7はいよいよ最後のセッション。
ちょっと寂しいですが、鈴木さんご夫婦、ヘアサロン開業アカデミー卒業間近ということで。
◯1/4開業後10回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220104hair-plus-malun-10/
◯12/6開業後9回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/211206hair-plus-malun-9
◯11/1開業後8回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/211101-hair-plus-malun-8/
◯10/4開業後7回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/211004-hair-plus-malun-7/
◯8/18開業後6回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/210818-hair-plus-malun-6/
◯7/5開業後5回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/210705-hair-plus-malun-consulting-5/
◯6/7開業後4回目のセッションの記事
https://www.b—h.com/news/210607-hair-plus-malun-consulting-4/
◯5/10開業後3回目のセッションの記事
https://www.b—h.com/news/210510-hair-plus-malun-consulting-3/
◯4/5開業後2回めのセッションの記事
https://www.b—h.com/news/210405-hair-plus-malun-consulting-2/
◯3/6開業後1回目のセッションの記事
https://www.b—h.com/news/210309-hair-plus-malun-consulting/
<hair + malunの作品ページはこちら>
<オーナー鈴木信行さん、亜希さんご夫婦の開業時のインタビューはこちら>
【過去の発掘記事・2020年3月20日】
コロナ禍の始まりの頃、鈴木さんご夫婦に「開業焦らずに様子見たらいかが?」とアドバイスしている飯島がいました。あれから約2年弱経過しましたが、なんとなく不思議なものです。コロナ禍の開業を決断し、今、しっかり開業を果たし日々頑張っているのですから。
ちなみに、この日の記事、なんと上段は鈴木さんご夫婦のセッションですが、下段は実際に来社してコンサルしていた浦和のメンズオンリーサロンMOLGECOの張元維軒さんでした。まだ両オーナーとも、ぼかしを入れて顔を隠して記事にさせていただいておりましたね。
どちらのオーナーも立派に開業し順調な運営のラインにしっかり乗っております!素晴らしいです!
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/2003020-bh-lecture-consulting/