11月のプロデュース・コンサルティング・相談対応の一部をご紹介
現在いくつかの「事前プロデュース」対応中ですが、許可を頂いている相談者様との対応分のみご紹介させていただきます。特に2組の事前プロデュース中の女性美容師さん、男性理容師さんは、いよいよ来年に向けて計画が始まりそうな予感です。
↑11/5(火)午前中。
メンズオンリーサロン開業希望の20代男性理容師さん、現在精力的に物件探し中、気になる物件が出るたびに飯島がそれが適正物件かどうかをジャッジしてあげています。このオーナーさんは物件が見つかり次第フルプロデュース希望を頂いているのですが、近々好物件にたどり着きそうな予感がしますが、こればかりは出会いものなのでなんともいえません。焦りは禁物。本当に彼の計画に適合する物件でない限り、ダメ出しし続けます。っていうか、物件探しというのは、ほとんどがダメ出しになるものなんですよ。
↑11/11(月)朝10時半より。
引き続き、同じ理容師オーナーさんの、前回とは別物件も検証セッション。すでに必要な講義はだいぶ消化済みなので、彼もどんどん物件を飯島のLINEに飛ばしてきます。このようなセッションとセッションの合間では、常にライン上で物件の良し悪しをリアルタイムでアドバイスします。そして、若干候補かな?と思える物件が出たらすかさず、こうしてセッションしてお互いに確かめ合うという流れが始まっています。
ほとんどの理美容師さんは、物件を室内側だけで判断しがちです。これは技術者の血であり、作業効率の方を重要視してしまうんです。しかし、外から訪れる客は、文字通り外部から店に向かって来るわけですから、物件の前道路、周辺の騒々しさ、多すぎる人通りなど、検証すべきポイントは明らかに見落としばかりとなってしまうのです。物件を探す際は、一体どこが重要チェックポイントなのか、これを実際のオーナーが持ってきた物件ごとに検証してあげることにより、思いっきり腑に落ちていくし、物件探しの目が鋭くなるのです。早く物件にたどり着きたいオーナー。しかし、飯島は物件がなかなか決まらない方が良いとさえ思うところがあります。それは、回数を積めば、開業者が選ぶ基準が格段に高まり目利きになるから。結局は、失敗のない好物件にたどり着く確率を上げることに繋がるのです。
↑11/11(月)夜20時より。
この日は、ダブルヘッダー対応。同じく事前プロデュース中の50代女性美容師さん。超先生レベルのベテラン美容師さんです。こちらはフルプロデュースに至るかはわかりませんが、まずは対象物件にたどり着くまでの手厚いサポートをさせていただいております。この日のセッションは、物件が決まった時点からの工程スケジュールの把握と、現在最も気になる物件で計画を進めた場合、どれほど開業総額が必要になるか?採算計画はどれぐらいとなるか?を自身でイメージできるようにするための“もしもバージョン”の検証を90分びっちり。多くの相談者さんは、自身で想像している予算割や採算性の安易さに気づき、時には愕然としたり、時にはテンションバク上がりしたり、まさしく一喜一憂があるものです。こんなセッションを複数繰り返しているだけで、相談者さんはどんどん見違えてくるんです。これもこの仕事の醍醐味といえます。
↑11/14(木)朝10時半より。
女性美容師さん、今回は講義の日にしました。「事前プロデュース」の中で比較的人気の講義、経営者としての意識改革を促す内容です。開業するなら、小規模なまま満足せず、少なからずビジネスオーナーをめざすべきである、というロバートキヨサキの教えを説く講義。これは世の中の随所で企業向けに行われているビジネスセミナー。そしてもう一つ、いわゆる「引き寄せの法則」として、“心構え”を作るための講義。こちらも同様に、経営学であらゆるところで学ばれているメソッド。飯島自身約10年前ぐらいに、何度も通って学んだ非常に有益な講義。それを丸々完コピして、未来の美容師さん理容師さんにシェアしています。この講義を聞くかどうかで、未来が変わるとまで言われるような内容だと思います。いまだに受講してくれた歴代開業者さんからも、開業前に聞けて良かったと感謝されるほどです。
↑11/18(月)朝10時半より。
理容師オーナー、物件を続々と飯島に検証依頼してくれています。今回は、この物件決まったら良いよね!と思える物件がいよいよ出てきました。しかし、ここがゲットできるかどうかは大家さん次第。これ、意外と駄目になることも少なくないのです。やっぱり物件というのは、人と同じで、出会いの縁が関与するものなんですよね。
↑11/19(火)夜20時より。
すでにフリーランス(個人事業主)として数年間にわたり活動している女性美容師さんですが、案外経理に関してはよくわからないそうです。そう、実際に経営者として日々頑張っている人でも、経理のことは未だによくわからない・・・という声は多いのです。もちろん、飯島も本職ではありませんが、最低限の基礎中の基礎はレクチャーしてあげられます。飯島自身もすでに会社経営を始めてからもう30年近くです。独立した頃に、最低でもこれだけは知っておけば良かったよなぁ、と思えるぐらいの内容を、「事前プロデュース」のカリキュラム内に含め、これから開業する方々にお届けしています。
↑11/25(月)朝10時半より。
メンズオンリーのオーナーさん、今回は改めて収支計算を一緒にしながら、本当に今考えている経営方針で採算が取れるのかを検証しました。単純に、オーナーさんの要望を聞いて計算してあげるだけでは能がありません。かといって、「こうしなさい」という類の誘導もしません。飯島がしてあげていることは、すべて“もしも”であり、“こうだったとしたら”です。すなわち、未来へのタラレバを複数パターン明確にして気づいてもらっています。小規模開業の多くのオーナーさんは、最初一人きりで運営して、1年後、軌道に乗ったら人員増員、というビジョンを描くことが非常に多い。しかし、“もしも”最初から、それをやった場合、“もしも”最初から、それをやらなかった場合、それぞれ手元に入る利益はどれほど異なるのかをイメージしやすくしてあげるのです。それでも前者を選ぶなら、それもOKなんです。その場合は、そのバージョンなりのアドバイスが沢山あります。
一方、恐る恐るながらも後者を選んだ過去の開業者も沢山いるもので、この方々は、まるで想像すらしていなかった手応えを得ていくものなんです。どちらを選ぶのもすべて開業者次第です。ただ、選択肢が一択しかないと考えていることはあまりよろしくないと思います。少なからず、選べるぐらいの道がいくつかあるのだということを示してあげるのも飯島の役目でもあります。
↑11/29(金)朝10時半より。
いやいや、本当に久しぶりの方からコンタクトがありました。2019年に、現在と同じく「事前プロデュース」を申し込んでくれた現在50代となった女性美容師さんです。当時は結局、開業の決意が固まらず、開業を見合わせていたわけですが、この5年近くの間に、何度かお悩みの連絡をLINE上で受けておりました。たまたまこの度、11/25発売したばかりの飯島の新著書「美容室開業&理容室開業の攻略メソッド」の告知を、過去の開業者さんたちにまとめて送ったところメッセージを受け取ったのです。なにやら今、また改めて悩んでいるとのことで「やっぱり開業しようかな・・・」という声でした。だけど、5年前当時より恐怖感が増幅していて、とても悩んで困っているようでした。期間が空いたので連絡しても良いものか・・・相当悩まれたとか。
本の告知のお陰で、こうして再びセッションをしてあげることができたというわけです。今回5年ぶりの約2時間セッションで、彼女は再び前向きになってくれたようで「やっぱりやってみようかな!」とモチベーションを上げていました。
このように何年経っても、頼ってくれることは本当に嬉しいことです。そして、彼女に限らず、関わりの中で、あきらかに人生の分岐点に飯島が関与することが多く、毎回大きな責任を感じるとともに、自身の社会的役割を再確認させられます。この女性美容師さんが開業のプロセスを選ぶかどうかはわかりませんが、彼女自身が最も納得が行く道を選べるようにお手伝いできればと心より思います。
ということで、これでもご紹介したのは許可を頂いた相談者さんのみなので、ほんの一部です。
毎日とまではいきませんが、年中、ZOOMで誰かしらにアドバイスさせて頂いております。
開業で悩んでいる美容師さん、理容師さん、一歩も動けず悶々とされているようでしたら、ぜひ飯島に連絡してみてはいかがでしょう?
何らかのヒントぐらいはあげられると思うので。お待ちしていますね。