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【プロデュース】浦和の理容室MOLGECO(モルジェコ)5回目の打合せ

男性びいきのヘアサロンMOLGECO(モルジェコ)計画5回目打合せ・今回はグラフィックデザインのみ

中浦和、武蔵浦和、浦和の中間地に出店予定のモルジェコ。

本日は奥様不在で、Hさんと販促グラフィックデザイン担当の辻井の3名のみでZOOM打ち合わせを行いました。

 

一方、店舗デザイン設計に関しては、前回9/24のコラムでもお知らせしましたが、競争見積中のため打ち合わせはありません。

 

いよいよ緊迫の減額調整は次週10/5予定です。

本日辻井との打ち合わせ後は、Hさんと飯島2名のみでその減額調整の下準備として現時点での予算配分を90分にわたり総合的にチェックしました。

 

この<予算配分>こそが独立開業では最も重要で、素人である開業者さんが最も見誤ってしまいがちなところです。

そもそも自己資金と融資額を含め、誰でも手持ち予算には上限があります。

その手持ち予算範囲内に、開業初期の運転資金(現金)を確保した上、想像を超えるほど大量な買い物をしていくことになるのです。

 

●不動産取得費用(敷金、礼金ほか)

●OPENまでの家賃流出分

●薬液薬剤の仕入

●施術道具、備品類の購入

●買付品(家具、家電類)

●HP制作費

●広報紙媒体の印刷費

●各種保険(火災保険、損害保険)

●開業までの生活費

●理美容機器(椅子、シャンプー台、促進機器)

●店舗デザイン設計費

●店舗工事費

◎そして運転資金

 

ざっくり書き出してもこれだけの要素です。

 

これらすべてを限られた予算内で購入計画を振分けるのです。

正直なところ、これらすべて要素を漏れなく予算配分し、しかも順番通りに購入していくというプロセスは、はじめての開業で、すべてが未経験の開業者さんにはハードルが高すぎます。

しかも、これらの予算はそれぞれ数十万円〜数百万円単位の高額なものばかり。

 

読み違い、順番間違いが原因で、容易に百万円単位の無駄な流出になりかねないから怖いんです。

 

かりに才能豊かで頭脳明晰な開業者さんであっても、このあまりにも不慣れな予算管理につまづき、

店舗オープン時、すでに持ち金ゼロどころか、スタート時から赤字という状況に見舞われたりします。

 

先々健全な運営が10年続くか、1〜2年で潰れてしまうかの明暗は、すべてここにあるといっても過言ではないのです。

 

プロデュースでの飯島の役割として大きく担う部分がこの予算管理、スケジュール管理になります。

すべて買い物、すなわちすべての支払いは、全部飯島が指示していくことになります。

開業者が自己判断で先に何かを購入するということが一切無いように、すべての出費には飯島に許可を得てから財布を開けることになります。こうしてOPEN時点まで短期間のお財布管理人として寄り添うこともプロデュースの大きな特徴です。まぁ、開業者さんのセコンドに付くというのはそういうことですよね。

 

さてさて、1週間後に減額調整を目前にしたHさんの計画。

その下準備として、現在購入予定の物品、薬剤の仕入額、理容機器の見積など、すべての要素を聞き取りました。それを飯島が予算配分表として作成し、店舗工事費用として果たしていくら割り当て可能となるのかを割り出しました。

 

毎回ながら、競争見積を勝ち上がった(一番安かった)工事業者さんの工事見積であっても、おそらくHさんが使える額を超えてくることが予想されます。

減額調整では、最も安価な工事見積を提示した工事業者を対象に、見積書式の内訳明細の内容を全て1項目ずつチェックしていきます。そして減額の為にデザイン要素をなくしたり、材料を安いものに変更したり、物量を減らしたり・・・

ひたすらこの作業を繰り返し、Hさんが店舗工事予算として使える額で、

 

『買える分だけ抜き出して買う』

 

これが想像以上に開業者さんの心を折るわけです。

 

このように減額調整とは、デザイン設計の演出要素が増えることは一切なく、ひたすら減らす作業なのです。

だから辛いんです。

だから、「寒い打ち合わせの日」と言われるのです。

 

独立開業では様々な関門があります。

第一関門は、ちゃんと不動産物件が貸してもらえること。

第二関門は、1つ目の公的融資の成功すること。

第三関門は、仮に日本政策金融公庫と銀行融資の併用なら、2つ目の機関の成功すること。

第四関門は、この減額調整!

 

この4つの関門を突破すればあとは、詰めの段階となります。

以後は取りこぼしなく行動していけば、まず10年以上の健全運営への道が見えてきます。

 

過去飯島がプロデュースで携わった歴代開業オーナーさんすべてが、このプロセスを共にしてきました。

理美容室開業事例で、経営不振での退店事例ゼロという記録を未だに更新中ですが、そのワケは、この関わり方、取り組み方にあります。

 

ヘアサロン開業アカデミー、すなわちbhは、現在創業21年目となりました。

今後、このプロデュース請負は年間1〜3件までと最小まで減らしていくつもりです。

その代わりに、プロデュース手前のコンサルティング請負をもっと増やしていく目標を掲げています。

 

『コンサルティング』は開業者さんが自力で安全に開業できるように・・・【徹底的に教える】

『プロデュース』は開業から1年後までの期間限定顧問となり開業者に伴走する・・・【完全管理する】

こんな違いとなります。

 

昨今、「プロデュースってどんなことしてくれるのですか?」

こう質問されることが非常に多いので、その都度口頭で説明している内容を今回はご紹介させていただきました。

 

 

Hさんは減額調整を終えた10月の2周目頃には旧職場を退職することになります。

退職後には、こちらのコラムでも本名と顔写真、初公開させていただく予定です。

 

ちなみにまだ準備中の段階に入ったばかりですがモルジェコのHPはこちらです。

随時情報が付加されていくと思います。

武蔵浦和・中浦和・浦和のど真ん中の理容室MOLGECO(モルジェコ)のHP

https://molgeco.com/


※当コラムやブログでは、コンサル中またはプロデュース中のすべての計画をご紹介しているわけではありません。あくまでも投稿の許可を頂いた開業オーナーさんのみ記事としてご紹介させていただいております。


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