開業資金融資にの際、審査の行方は面接担当者次第で左右される?
美容室、理容室の開業をする際、必須となるのが日本政策金融公庫や銀行あるいは信用金庫からの融資。しかし融資とはそんなに簡単なものではなく、どの機関も厳しい面接官がシビアに審査したうえで融資してもらえるか、ダメかが決まります。大量な実例の経験から思うことですが、融資機関の担当者次第で、成功の是非は左右されることを何度と無く見てきました。中には、本当に意地悪な担当者もいるもので、納得のいかない結果だった開業者もいるのです。実際のエピソードを交えてご紹介します。(表題イラスト:飯島由敬)
融資の面接官がやたらと意地悪なことなんてあるの?
独立開業時、資金調達の手段として融資があります。その際、審査(面接)というものがあります。
日本政策金融公庫はそのまま日本政策金融公庫側で審査が行なわれます。
一方、銀行に関しては、銀行審査→信用保証協会の審査という流れになるのが一般的です。
審査員は、日本政策金融公庫の人だったり、
銀行の融資担当者だったり、信用保証協会の担当者だったり、
どちらの融資でも、どんなに緻密かつ立派な事業計画を携えて融資を申し込んだものの、実際に融資審査を担当した人物がやたらと
“意地悪であった”
“明らかに審査を通そうとしていない”
“やたらと難癖ばかりつけて、いじめられた”
こんな類の話を聞くことが時折あります。
審査側の視点で想像すると、企業の社長さんや、優秀そうな人物が
なんとなく“ひれ伏してくる”感じ?
「俺が通してやらなければ、困るだろ?」
という感情が生まれるのかどうかは分かりませんが・・・
勝手な想像かもしれませんが融資機関に就職した若い審査担当が
融資審査という合否をジャッジするという役職からか、強くなった気がする?
支配している気分になる?
次から次へと、頭を下げてくる人達に対応しているうちに
人生を賭けて真剣に融資をお願いしに来る人達を、右に左に揺さぶりながら困らせる・・・
それをどう考えても、面白がっているとしか思えないような担当者が本当に実在するのです。
運が悪いとしか言いようがないことも
こうした“たちの悪い担当者”に悩まされた事例は本当にあるものなのです。
融資の際、審査の担当者を開業者は選ぶことができません。
本当は凄い可能性と才能を秘めていたにも関わらず、
こうした“最悪な担当者”にあたってしまったがために、開業を断念した人・・・
本来可能であろう融資額面を極端に減らされた・・・
実際にこうした切実な声を聞かされた事例は数知れません。
独立開業に限らず、会社の事業拡大など必死に頑張っている中小企業の経営者さん達が
こうした困った人格の担当者に当たったことにより、理不尽な結果を見舞われることがあるというのは
本当に融資機関のダークな部分だと思います。
画:飯島由敬
私も経験させられた実例・とても嫌な思い出
私の実体験でもありますが、2000年bh創業以来、一度融資を受け数年後に完済し、
再びそれから数年後の経営が苦しくなった時、再びその銀行さんに相談行ったことがありました。
しかし、その時は最初に融資を受けた時の担当者とはまるで違うタイプの人物でした。
なんとも人をバカにしたような態度の担当者でした。
ろくに話も聞いてくれなかった経験があるのです。
もちろんその一件以降、その銀行とは一生取引しないと決意をしたのは言うまでもありません。
融資機関ではこのような悪い担当者ばかりだというわけではありません。
本当に親身に協力してくれる救世主のような担当者に助けられたという事例ももちろん沢山あります。
しかし中には、
貧乏くじを引いてしまう開業オーナーさんもいるということです。
訳の分からない馬鹿な担当者は融資機関である以上、完全に排除してほしいものです。
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