【美容室開業】物件選びで失敗しないための重要な視点とは?

(イラスト画:飯島由敬)
美容室の独立開業で「理想的だ!」と感じる物件に出会ったとしても、感覚だけで決めるのは非常に危険です。
物件選びは、感情ではなく計画性が何より重要です。
この記事では、美容室開業時に知っておくべき「物件選びの落とし穴」と「失敗しないための判断基準」について詳しく解説します。
物件選びは“採算性”が最優先
気に入った物件でも、実際には事業計画に適さない場合があります。
その判断基準となるのが、効率的に利益を得られるかどうかという採算性です。
どんなに立地条件、周辺状況が理想的と思えたとしても、その地に開業し出店しても、一向に利益が出せないなら開業した意味がありません。
そもそも、開業の動機は今までより高額報酬を得ることが第一目的であるはずですので、物件の魅力だけで判断し、採算性、すなわち収支を度外視して選ぶのは危険です。
要注意ポイント①:家賃が高すぎる物件
家賃は毎月の固定費であり、開業後の運営収支に大きな影響を与えます。
家賃が高い=経費が膨らむ
経費が膨らむ=利益が出にくい
どれだけ集客できたとしても、高すぎる家賃は利益を圧迫する原因になります。
「この立地なら家賃が高くてもお客様は来るはず」といった安易な考えは非常に危険です。
むしろ、採算が取れずに廃業リスクを高める結果にもつながります。
要注意ポイント②:不動産取得費が高額な物件
物件取得時には「敷金」「礼金」「保証金」「仲介手数料」など、初期費用が発生します。
この初期投資額が高すぎる場合、開業時点で予算オーバーになる恐れがあります。
開業資金は主に以下の3つで構成されます。
自己資金
家族・親族からの援助
創業融資
この調達可能な資金枠を超えた物件を選んでしまうと、結果的に店舗内装や設備に必要な予算が足りなくなり、安っぽいお店しか作れない、という状況にもなりかねません。
物件選びで失敗しないための基準
物件選びは「今後の運営に無理がないか」「予算内に収まるか」という2つの視点を必ず検証しましょう。
重要チェックポイント
家賃は毎月の収支を左右する要素
家賃が高すぎると、経営が苦しくなる。
不動産取得費は開業予算に直結する要素
初期費用が高いと、内装・設備に十分な投資ができなくなる。
どんなに魅力的な物件でも、身の丈に合った物件選びが絶対条件です。
物件選びはやり直しがきかない
物件契約後は簡単に引き返すことができません。
その選択ひとつが、美容室経営の未来を左右する重大な決断になるのです。
開業後、利益が思うように出ず苦しむ(家賃の失敗)
開業時、予算オーバーで店舗づくりに支障が出る(初期投資の失敗)
これらはすべて物件選びの判断ミスによって起こるリスクです。
しっかりと計画と予算を照らし合わせながら、慎重に物件を選ぶことが、美容室開業を成功させる第一歩です。
まとめ
美容室開業で物件選びは、経営を左右する最重要ポイントです。
家賃は毎月の収支に直結し、家賃相場を無視した高額物件は利益を圧迫します。
また、初期投資が大きすぎる物件は、開業費用を圧迫し、店舗内装や設備に十分な予算をかけられなくなる危険があります。
どんなに魅力的に見える物件でも、「身の丈に合った計画か」を慎重に見極めることが、美容室経営の成功につながります。物件選びの判断ミスは、開業後の苦しい経営や予算オーバーを招く大きなリスクになることを忘れないでください。
【bh飯島由敬からのメッセージ】
美容室開業では「物件選び」が最初の大きな壁です。
家賃相場や初期投資をしっかり把握しないと、開業費用が膨らみ、思わぬ経営失敗例につながることもあります。
物件の注意点を知り、無理のない開業を実現することが成功の鍵です。
これまで多くの開業相談に携わってきたbh飯島由敬が、現場で伝えたいリアルな視点です。
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