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事前プロデュース4回目・コンセプト明確化コンサルティング・後半(ターゲットに最適な出店地と店舗デザイン方向性)

【進行中計画】前回に引き続き事前プロデュースの4回目。コンセプトメイキングの続きです。社会的役割とコアターゲットが定まったのなら次は、その舞台となる店舗の雰囲気を探求します。店舗デザイン設計の正しい進め方にも触れていきます。

当コラムの本文読上げ音声データ(読まずに手っ取り早く聞きたい人へ)
注:飯島本人の声ではありません。

↓ ↓ ↓

事前プロデュースとして、前回4日前、コンセプトの明確化するためのコンサルティングセッションを行いました。前回に続いて、今度は出店する店舗の世界観を一緒に探求しにいきました。

 

まず、前回の段階で、開業者さん自身の魅力探求はもちろん、なぜお得意様からそれほどの支持を得ているのか?その理由を探りつつ、開業者さんが目指すべき社会的役割をあぶり出しましたね。

 

そして、たくさんいるお得意様を「ペルソナ」という手法でコアターゲットとしてモデル化しました。

 

そして、今回はコンセプトメイクの後半として、

そのターゲット層の人物たちが、もっとも喜ぶような店構え、空間の雰囲気、世界観を探求する段階としてセッションを行いました。

 

まず、多くの場合、開業、出店となると、いきなりターゲット以前に、お店のスタイルからイメージをしてしまう人はとても多いものです。

 

「私は旅行が好きなんで、絶対にリゾートホテルのようにしてほしい!」

「秘密基地のような店作れませんか?」

「ニューヨークにあるダンスフロアの雰囲気が大好きで」

「断然、古民家風にしたいのです!」

 

どうでしょう、飯島も店舗デザイン設計者時代、お客さんと最初にあった瞬間から、こんな言葉をかけられ、手探りしながらもとりあえず提案を繰り返したことがありましたっけね。

 

だけど、こういうやり取りって、何度提案しても、なかなか気に入ってもらえず、まさしく暗礁に乗り上げるようなこと、よくあった気がします。

 

そもそも、重要なのは、

「なぜ?」という疑問を返すことなのです。

「なぜ、リゾートにすべきだと思うの?」

 

「そんなの、好きだからに決まっているじゃん」

って言われそうですね(笑)

 

しかし、これは結果的に的外れな店作りとなる危険性もあるし、結局の所、回り道、時間のロスを招くことになりかねません。

 

まずは、前回のようなセッションで明確にした「開業者自身の社会的役割」と「コアターゲットの人物像」をすべての基準にすべきなのです。

 

店構えとは、単純に自分自身が好きな空間を追求するのではなく、

あくまでも、コアターゲットが大好きな空間であることが最低条件となります。

 

そして、もちろん、自分自身も好きな空間であること。これも重要です。

 

すなわち、ターゲットと自分が、どちらも大好きな空間を目指すことが店舗デザイン設計を展開していく上で最も重要なこととしています。

 

ただ、重要なのはお店ばかりが主張を強めても行けないときもあります。

 

例えば、ディズニーランドのように、完全に異次元にトリップしたような世界観を味わわせたいなら話は別ですが、特に美容師さんのような職種の場合、あくまでも主要なキャストは、お客様と開業者さん自身となることがほとんどです。

 

したがって、主役2人の背景として溶け込むような、極上の舞台、撮影のセットのようなものであるべきなのです。

 

もしもテーマパークのようなあまりにも個性が強すぎる舞台装置だと、肝心の主役である施術者が、かすんでしまうこともあるでしょう。

 

このように、開業者自身が考える社会的役割、すなわち「何を提供するのか」次第で、お店は主張しすぎてはいけない、いわゆる「控えめな名脇役」として用意するものとも言えるのです。

 

こんな考え方を本日のも開業者さんにアドバイスしつつ、進めていきましたが、案の定、

「僕は、お店のスタイルが凝りすぎてしまうことに、多大な抵抗感を感じており、お店作りがすごく不安だったんです」

と話してくれました。

 

「いやいや、あくまでも開業者さんが、映えるような背景となるのがお店ですから、ご自身でおっしゃるとおり、開業者さんのお店の場合は、さながら店はキャンバス地のようなものであるべきです。装飾的だったり、伝統的だったりというのは、かえってNGであり、むしろシンプル、ミニマム、最小限、といった路線で店舗デザインを進めるべきです」

 

「いや〜すごくスッキリしました!ありがとうございます!」

と嬉しそうに語ってくれました。

 

さて、まだまだ続きます。次回は1週間後の6/20予定

今度は、ワクワク、ノリノリの心を一旦落ち着かせてのセッションとなります。

 

そう、収支計算、3年後までの目標設定、借入能力診断、開業総額の予算割明確化といった、

すべて「お金の計算」の時間となります。

ワクワクの笑顔というより、やや眉間にシワを寄せつつ対応する日となるでしょう。

 


以下、2022/11/8追記

【事前プロデュース・実際のサポート実況レポートINDEX】

◯事前プロデュース1回目・レクチャー
(安全な開業の進め方を理解する)
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220530-bh-pre-produce-1/

◯事前プロデュース2回目・レクチャーの続き
(1回目の補足、かなり深いレベルまで)

https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220602-bh-pre-produce-2/

 

◯事前プロデュース3回目・コンセプト
(社会的役割の明確化とコアターゲット設定)

https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220609-bh-pre-produce-3/

 

◯事前プロデュース4回目・コンセプトの続き
(店舗デザイン設計の方向性を定める)

https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220613-bh-pre-produce-4/

 

◯事前プロデュース5回目・収支計画&開業総額計画
(3年後までの収支や借入能力診断を含むセッション)

https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220620-bh-pre-produce-5/

 

◯事前プロデュース6回目・物件攻略レクチャー&行動計画工程コンサルティング
(物件情報見分け方・初期費用の減額交渉法・開業者の今後の行動工程表作成)

https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220627-bh-pre-produce-6/

 

◯事前プロデュース7回目・日本政策金融公庫攻略レクチャー
(創業計画書の書き方、添付資料の揃え方、融資審査面接の臨み方)
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220711-bh-pre-produce-7/

 

◯事前プロデュース8回目・日本政策金融公庫の添付資料作成実習
(3年間の収支シュミレーション表作成)
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220721-bh-pre-produce-8/

 

◯事前プロデュース9回目・経営者になるための意識改革レクチャー
(自営業者でなくビジネスオーナーに!セルフイメージ、コンフォートゾーン)
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220728-bh-pre-produce-9/

 

◯事前プロデュース10回目・物件適正現地検証&ここまでに絶対にやっておくべき事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220808-bh-pre-produce-10/

 

◯事前プロデュース11回目(終)・今後の行動計画表作成
(これからのTo-Doを詳しく指南)
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220815-bh-pre-produce-11/



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