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美容室開業時の物件にて電気容量が足りない問題

美容室店舗には電気容量が多めに必要となる

周辺の雰囲気が良いから、建物の正面玄関の雰囲気が良いから、

開業者さんは、あくまでもそんなイメージだけで物件を決めようとする傾向があります。

しかし、美容室運営をしていく上で物件選びには重要なチェックポイントはいくつもあります。

その一つとして、電気容量がどれぐらいその物件に装備されているか?

これは重要な判断要素です。

美容室の場合、対象とする物件にはそれなりの電気容量が確保されている必要があります。

以前入居していった業態が一般の事務所のようにそれほど電気量を必要としない職種の店舗であった場合、

美容室にするには電気容量が足りないという問題に直面します。
美容室は、とりわけ電気量が必要となる職種であるということを念頭に置いてチェックしなければなりません。美容施術に必要なドライヤーは極めて多くの電気容量を要するものです。

 

また、店内で頻繁に満席の状態となる場合、ドライヤーだけではなく、人間そのものが発する熱量なども関与します。エアコンも通常の業種よりパワーが大きなものでなければ、効力を満足に果たしてくれないわけです。

物件選びの際は電気容量に意識を向けておくべき

もし、電気容量が足りていない物件は、工事段階で物件区画の電気容量をアップしなければならなくなります。

この事例は非常に多いのものです。
電気容量が不足していても、容量アップが簡単にできるような物件もあれば、そうでない物件もあります。

 

時には
電気容量をアップの費用が高額になることもあります。
専門知識を持たない美容師さんがこれを判断することはとても難しく、
好物件と思えても必ず店舗設計者や工事業者などの専門家にこれらを判断してもらうべきです。

誰でもイメージ先行で物件を吟味しがちですが、

電気容量が美容室運営をしていく上で、十分に足りている物件か・・・

あるいは、足りなかったとしても容易に容量アップができそうな物件か・・・

これらの疑問を持っているだけで安易な物件選びはしなくなるでしょう。
電気容量問題だけで当初の予定より30~50万円ほど予算オーバーとなる事例は少なくありません。

物件選びの際は電気容量に意識を向けることは非常に重要であるということを把握しておきましょう。

 

著者:飯島由敬

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