売上アップの為の手段は客数を増やすだけが方法ではない〜名古屋美容室Flamingo Flare開業後11回目コンサル
【プロデュース進行中計画】今月いよいよ開業1周年となる愛知・円頓時商店街美容室フラミンゴフレア、オーナー柴田さんはまた新たな資格を取得し、さらなる売上げアップの作戦を飯島と練り練り中です。理美容における売上アップの手段は決して客数を増やすことばかりではありません。以下にして単価をあげられるかという非常に難しい問題について考えてみましょう〜残り、ラスト1回のみとなりましたが、開業後11回目のコンサルセッションでした。
昨年2020年6月19日の開業から、いよいよ開業1周年目前となった愛知県・円頓寺商店街近くの美容室FlamingoFlareです。
飯島の開業プロデュース内で対応する毎月のコンサルセッションも、いよいよ本日を含めラスト2回となりました。
いつものように売上情報、来店人数などを聞き取った上で、一緒に経営リズムを分析しながら次月の目標を立てる。経営者として踏み出したばかりの開業者さんに習慣として身につけてもらう目的で行っている目的もあります。
多くの事例では、物事を俯瞰的に見ることがなかなか難しいのが経営というもの。
特に美容師さんや理容師さんのような、ある種、特殊技術を提供するような技術職では、俯瞰的に見るという目線より、対象となるお客様の髪への目のズーム機能が凡人より高性能であるという特性があるものです。
そんな癖といいますか、仕事習慣からか、とかく一点を凝視することの方が得意であり、目をボヤかして、離れて見てみるというような感覚が、若干苦手な人種なのかもしれません。
経営に置き換えても、これは同様の習性が関与する事が多く、例えば、
売上を上げるぞ!という目標を掲げたものの、
であれば、客数を増やすしか方法はない!と端的な判断をしがちです。まぁ、技術職の方に限らず、誰であってもこう考えるのは、当然のことかもしれないんですけどね。
あるいは、客単価を値上げする。・・・・う〜ん、ここは、特に理美容師さんの習性として、なかなか許しがたく、選択肢として考えにくいところですね。これもまぁ、当然のことですかね・・・
したがって、売上を上げる・・・・客数を増やす・・・この道しかない
まぁ、長い経営経験を振り返れば、飯島も設計屋だったわけで、同じ様な技術職上がりです。
どうしても、経営には一辺倒な発想でしか考えられない気質がありましたっけねぇ。
本題に戻しましょう。
さて、柴田さんのFlamingoFlareは、最初からサロン部門は一人きりの切り盛り。
したがって、客数を増やすことはNGという飯島との共通基準が存在します。
より多くの客数を増やして売上を上げるという方法以外の策が必要になります。
となると、そう、単価を上げるしか無いわけです。
だけど、単価を上げるのって、よほどのことがない限り、とても難しいということは前述したとおりです。
しかし、そこをいかに追求できるかが柴田さんの美容室の目指すところというわけです。
それゆえに、もともとそこそこ技量が通常の美容師さんよりレベルが高い柴田さん。
自身のスキルを更に昇華させて、現在以上にブランドを高め、そしてそれに伴う料金をいただく、という、やや長期めの作戦を立てながら、この1年間を着実に歩んできました。
普段は通常のサロンワークをこなしつつ、休日には講習に通い続け、そしてこの度、またあらたな技術を習得し、さらなる資格を得たのです。
そして、今後はその資格を武器にして、客単価を上げるための準備が整ったということになります。
ただ、いくら資格を得たからと言って、すべてのお得意客の方々が、快く単価アップを受け入れるというのは考えにくいわけです。
これらの打開策も、今までの飯島とのセッションの中で散々話し合ってきた内容の一つでした。
通常の料金体系バージョンの施術も選べる。
高品質な新料金の高額バージョン施術も選べる。
こうしたメニューの住み分けも、単価アップを狙う際は非常に重要なところとなります。
また、ただ新商材が加わっただけでは、そうそう高額な方を選んでくれる率は高まらないかもしれません。なので、ほぼ全員がお得意様客といえる柴田さんの場合、まずは、通常料金のままトライアルでお試ししてもらい、その違いを感じてもらうことが重要です。
体験してもらったうえで、今まで通りの通常料金バージョンの施術を選ぶもよし、
新料金の施術を選ぶもよし。
柴田さんにとって、大切なお客様たちが、それぞれご自身で選択できるような配慮を何よりも重要と意識し、資格取得前からも、この数ヶ月すでに、お得意様たちには丁寧な説明やガイダンスを伴う行動を起こしていました。
FlamingoFlareは一般美容のサロンワーク部門と、ビューティープロデュースという新商材部門の2本立てで経営していくお店として生まれましたが、
プロデュース部門は、まだまだ下ごしらえの真っ最中ゆえ、しばらくはサロンワーク部門で少しでも売上を増やし、プロデュース部門における軍資金として捻出していく必要があります。
とはいえ、女性一人きりでのサロンワークで、開業初年度から3桁台の売上を上げるFlamingoFlare柴田さんは、すごい成果をあげていると言えます。
経営は、ただ売上が良ければそれで良し、というものではなく、目指すべきゴール設定を常に掲げるべきです。そして、目標というのは、必ず具体的にすべきものであり、期限を切るべきものと言われます。例えば、あるゴールまで必ず3年で到達しようと決めるのです。
そして、3年後のゴールというやや長期目標を掲げたなら、そこにたどり着くまでの2年後、1年後、それぞれ中期目標、短期目標を見据えていくのです。
そしてさらに、半年後の目標、3ヶ月後の目標、1ヶ月後の目標・・・さらには1週間後の目標という具合に、細かく細かく刻んでゆき、遂には明日の目標という、今やるべきたった一歩を決めて進むのです。
この歩みを続けることにより、最初は無理難題とも思えるほどの3年後ゴールは、かなりの確率で実現するものとされています。
飯島が開業直後から1年後までの期間でセコンドとして伴走する期間。
学業をマンツーでガッツリ教えてくれる家庭教師に例えるなら、「効率的な勉強の仕方を教える」あるいは、「勉強のコツを教える」みたいなものです。
ひとまず、そんな教習期間も、次回のセッションで、飯島のプロデュース下におけるコンサルセッション終了となります。少なくとも、今までの11ヶ月間、柴田さんには相当なエッセンスをしっかり手渡せたと実感しています。
柴田さんに限らず、歴代開業者さんは、こうして立派な経営者として巣立っていき、未だに経営不振で退店してしまうようなお店は一つも存在しておりません。
今まで飯島が関わった理美容師さんは全員、優秀な経営者として各方面で活躍しています。
これは、本当に素晴らしいことだと思います。
いつも同じことを言うようですが、
歴代開業者の皆様、飯島を頼って師事してくれたこと、本当に感謝しかありません。
心よりありがとうございます。
◯5/10開業後10回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220510-flamingo-flare-consulting-10/
◯4/5開業後9回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220405-flamingo-flare-consulting-9/
◯3/8開業後8回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220308-flamingo-flare-consulting-8/
◯2/9開業後7回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220209-flamingo-flare-consulting-7/
◯1/6開業後6回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/220106-flamingo-flare-consulting-6/
◯12/7開業後5回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/211207-flamingo-flare-consulting-5/
◯12/2開業後半年、店舗保守点検立ち会いのため愛知出張時の記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/211202-flamingo-flare-produce-6months/
◯11/10開業後4回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/211110-flamingo-flare-consulting-4/
◯9/28開業後3回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/210928-flamingo-flare-consulting-3/
◯8/24開業後2回めのセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/210824-flamingo-flare-consulting-2/
◯7/8開業後1回目のセッションの記事
https://bh-inc.co.jp/bh-inc_wp/news/210708-flamingo-flare-consulting-1/