やっぱり目標を超えた結果が!反面、危険な要素として重要な学びのチャンスがありました!〜土呂美容室 malun 開業後8回目セッション
【開業後のプロデュース対応】さいたま市土呂町美容室 hair + malun(ヘア・プラス・マルン)8回目のセッションでした。2/13の開業から早8ヶ月です。前回一緒に共有した売上目標、案の定ぶっちぎりの好成績をあげたオーナー鈴木信行さん亜希さんご夫婦。飯島が予想した通りの結果に!素晴らしい結果の反面、重要な学びを得るチャンスがあります。経営者として必要不可欠ゆえ、危険な精神性についてアドバイスさせていただきました。
前回7回目のセッションで触れましたが。開業以来7月が今までで最も売上額が大きかったmalun。ところが7月はやや飛ばし過ぎ、頑張りすぎたことにより、明らかに体力的な負荷を感じ、かえって不安感を抱いたことにより、何事も健康あっての運営が重要だという気づきを得ました。これ、本当に貴重な経験なんです。
そして、8月はお二人のお子様を持つ鈴木さんご夫婦は夏休みと、体調を整えることを主目的にして、やや抑え気味の運営に調整しました。もちろん売上は落ちることを前提の目標だったわけです。
そして8月明けの9月は再び盛り返す目標を掲げたものの、鈴木さん自身の思惑とは裏腹に、思いの外、盛り返すことが出来ず、その結果にやや悶々とした心境に見舞われたようにお見受けしました。前回のセッションで見る限り、この原因は至って、仕方ないことであり、運営上の失態とは程遠く、鈴木さんの怠惰の部類のものではありませんでした。
ところが、初年度の運営の渦中にいる開業オーナーさんというのは、鈴木さんに限らず非常にナーバスなものなのです。
9月は売上があがるはずが、駄目だった・・・
この結果に翻弄されてしまう。これは初年度のオーナーなら誰もが同じはずです。
malunは今まで一度も赤字がでているわけでもない優れた成績をマークしています。ただ7月と同等の売上とまで行かなくても、労力を意図的にセーブした8月よりは少なくとも上回らなければ!という基準が9月のスタート時に備わったといえます。
しかし、9月の売上は8月とほぼ同額の売上結果(これでもしっかりバッチリ黒字)でした。
自身でも宣言した目標だったためか、この結果が非常に悔しかったのでしょう。
目標は、あくまでも目標、確かにそれを掲げることは非常に達成率を高めるために効果的なものだと思います。しかし、囚われすぎるのもまた問題です。
長い経営、本当に色々あります。
いわば、天気と一緒かもしれません。
晴れるはずが、雨だった・・・
このどうにも抗えない天候のような状況ゆえの「こればかりは仕方ないかぁ〜という精神」も経営には必要なのです。
前回のコラムで触れた部分ですが、飯島はこの9月の結果に対し鈴木さん自身が、悔しさや不甲斐なさからか、やや弱気という名の邪気に囚われそうになっていたことが気になったのです。
有言実行が成立できないことへの恐怖は誰でもあるもの。それが前回スポット的に高まっていた気がしました。
この流れから、鈴木さんと共有した売上額は、飯島が提案した額よりやや低めの設定となりました。しかし、前回のコラムのラストで書きましたが、おそらくです・・・飯島が最初に提案したやや高めの目標額を鈴木さんは達成してしまう予感がありました。
この結果、今回のセッションに関して、飯島は非常に興味深く待っていました。
結果は案の定、ぶっちぎりです。飯島が提案した売上目標は、鈴木さんが、恐らく無理ですと言った額です。
前回、結果的に共に共有した額は、飯島が提案した月間売上総額から10万円少ない額。
しかし、結果は飯島が提案した額からプラス10万円という結果!すなわち目標より20万多い結果だったのです。
更にいうと、今まで最高売上だった7月の売上も超えた額でした。
う〜ん、素晴らしいですね。
今日のセッションではもちろん、この結果への称賛の言葉もたくさんお届けしました。
ただ、教訓として生かしてほしいエッセンスもしっかり伝えさせてもらいました。
成し遂げたのは、たしかに経営者としての素養として役に立つであろう、負けん気、強いこだわり、やり遂げる精神力でした。
反面、重要な気付きとしてほしいところは、先月のように、若干雲行きが鈍った時の、自身の精神の揺れが発動することです。
もちろん、これは性格もありますから、そうそうコントロールできるものではありません。
だけど、長い運営というスパンで物事を見たら、やっぱりややこだわりを緩めていく必要もあるのです。
経営者とは、ちょっとだけ怠け上手になることも必要なのです。
今日は大雨だから、ランニングを辞めとこう・・・的な心構えで丁度よいのかもしれません。
その分、明日は倍の距離走ろう・・・???
まぁ、これもちょっと賛成し難いかな・・・
1週間毎日走っているとしましょう。だとしたら、1日休んだら、休んだ分の距離を、残りの6日間で分割し振り分ける・・・みたいなぐらいが、無理せずやれることだと思います。
ましてや、経営というのは、会社組織であっても個人事業主であっても、最終集計(確定申告)では、必ず1年トータルの成績を書式にして提出するわけです。
8月がどうだったか・・・9月がどうだったか・・・よりも
年間通してどうだったか、すなわち12等分したら、月平均で御の字の結果だった。
それなら万事OKなのです。
仮にです、年間のうち2ヶ月間はあまり芳しくなかったが、残りの10ヶ月はかなり良かった。結果、今年の売上は、かなり好成績だった!という基準です。
開業から常に好成績をマークしているmalunの鈴木さんご夫婦ですが、まさしく7月8月9月10月の4ヶ月の期間、非常に気づき、学びの素晴らしい経験をしていると飯島は思います!
この気付き、もちろん当の本人である鈴木さんたちが腑に落とさないと、まるで意味がありません。今この瞬間に、その実感が無くとも、年が明け、年間集計が出る頃に振り返れば、きっとしみじみ感じるものがあると想像します。
開業初年度のまさしくピカピカの1年生オーナー鈴木さんご夫婦、いや、鈴木さんに限らず、独立開業したすべての方々の1年目。直面する出来事すべてが、初めての連続ですね。
この貴重な1年間の経験が、先々の優秀な経営者になるための土台というか、カリキュラムがすべて含まれているはずです。
malunの場合、1周年まで、まだあと3ヶ月ちょっと残っています。
このカリキュラムのまだ真っ只中ですね。
お二人とも、さらに成長していっちゃうんだろうなぁ・・・
まだまだ続きます、しっかり1周年まで寄り添わせていただきますね!
◯10/4開業後7回目のセッション記事
http://bh-inc-cojp.check-xserver.jp/news/211004-hair-plus-malun-7/
◯8/18開業後6回目のセッションの記事
http://bh-inc-cojp.check-xserver.jp/news/210818-hair-plus-malun-6/
◯7/5開業後5回目のセッションの記事
http://bh-inc-cojp.check-xserver.jp/news/210705-hair-plus-malun-consulting-5/
◯6/7開業後4回目のセッションの記事
https://www.b—h.com/news/210607-hair-plus-malun-consulting-4/
◯5/10開業後3回目のセッションの記事
https://www.b—h.com/news/210510-hair-plus-malun-consulting-3/
◯4/5開業後2回めのセッションの記事
https://www.b—h.com/news/210405-hair-plus-malun-consulting-2/
◯3/6開業後1回目のセッションの記事
https://www.b—h.com/news/210309-hair-plus-malun-consulting/
<hair + malunの作品ページはこちら>
<オーナー鈴木信行さん、亜希さんご夫婦の開業時のインタビューはこちら>
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