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独立開業して初年度の経理事務

開業計画に着手する前から「今、経理の勉強から始めています!」という開業者さんも少なくありません。しかし、私は経理に関してはさほど事前学習はせず、開業した時点から実経営のやるべきこととして、学びながら歩んでいけば良いとアドバイスしています。多くの開業者は、開業直後から税理士さんと顧問契約を結び、任せっきりにしてしまいがちですが、重要なことは開業初年度だけはなんとか自力で経理のイロハの「イ」だけ経験し、流れだけでも勉強すべきだと考えています。自分の店の台所事情をなんとなくでも把握して進む先々の数年間と、何もわからないまま進む数年間は、思いっきり異なるということです。初年度は初めての経験ばかりで本当に大変ではありますが、せめて「経理」という業務は開業者自身のやるべきこととして、まず習慣にすることです。

「経理」は独立開業の前から勉強しておくべきか?

美容室、理容室の開業が無事にスタートし、喜びも束の間で、早速現実的な運営の日々に追われることになります。

その中で
開業者が初めての経験として直面するのが経理事務です。
この経理事務というのは果たしてどれほどの仕事なのでしょうか?

これに関しては、ほとんどの開業者が一切想像できないはずです。

さて、経理事務について開業する前から事前にしっかりと学んでおくべきものなのでしょうか?
いやいや、経理を事前にビッチリと勉強せずとも開業後、リアルタイムで学びながら運営を進んでいけば良いと思います。

そうは言っても、いくつかポイントだけ理解しておきましょう。

 

最初から税理士に顧問依頼すべき?

まず開業後は早速、
プロ(会計士または税理士)に一切合財を顧問契約して任せる必要があるのでしょうか?

実は、私これをおすすめしていません。

 

よく会社設立して数年経営経験を持つ社長さんでも、
「俺は経理のことは何もわからん。すべて経理の社員とプロさんに任せているから」

こんな発言を聞くことがあります。

さすがにこれダメでしょう・・・

 

いくらなんでも、自分の会社(店)なのだから、
最低限の入出金の状態を大枠でも理解していなければいけません。

これでは最初からプロに任せっぱなしになりかねなません。

 

開業初期は、学びながら自力で全体感を把握する為に頑張る

開業初年度はすべてプロに任せて代行してもらうのではなく

“プロに最低限のことを学びながら”

あくまでも自分で経理事務をこなす
今後経理事務を自分で出来るように仕込んでもらう為の指導を頼むのです。

とにかく開業初年度1年間、いわゆるワンクール分の入出金管理を通して

“なんとなく”でも良いから、経理という仕事を把握するのです。

初年度は最底減の流れを学び、2年後以降はプロに委ねる

その上で、2年目以降はプロに頼むか、あるいは自分でこなしてゆくのかを1年後にあらためて決めれば良いと思います。

特に開業初年度というのは経理事務全般で非常に重要な1年となります。
まずは開業後初めての確定申告があります。

その際、開業時に設備投資した店舗工事や美容機器類などの物品の数々を
「資産計上」しなければならないのです。
この「資産計上」というのは、最初の確定申告時だけの超非常に大事なプロセスで、適当に処理すると先々10年にわたる節税を無駄にしかねないほど重要です。

なにぶん運営1年生というすべてが初体験の年、日々の経理、確定申告、資産計上・・・

まとめ

とにかく大変なのですが、開業初年度は、すべての経理事務仕事をプロに完全代行契約するのではなく、
2年目以降自力でこなせるようになるため、部分的に1年間限定で依頼することがおすすめなのです。

1.経理全般のやり方を指導してもらう。

2.「確定申告」のやり方を指導してもらう。または、初回だけは代行してもらう。

3. 「資産計上」だけは10年間の節税も視野に入れて正しくやってもらう。

そして2年目以降は自分でやるかを1年後の段階で再び考えて決めるのです。
いずれ経理事務の全体感を自身である程度把握していながらプロに依頼するのか?

あるいは部分的な業務のみ依頼するのか?それを1年後に改めて検討する。

要は自分で大枠を把握のした上で依頼するのと、

何もわからないまま最初から任せっきりにするのとでは、次元がまるで異なるということです。

 

 

著者:飯島由敬

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