2月業務の近況報告・各種オンライン講座ほか、事前プロデュース後の「融資のみのコンサル」にも対応
2023年2月中は、複数のオンライン講座、そして事前プロデュース後の、日本政策金融公庫の攻略コンサルのご依頼が1件ありました。それらの中から一部抜粋しZOOMでの講座の様子などご紹介いたします。
↑遠方の方からのご依頼で対応した「事業計画の立て方講座」より。対象業態は企業で出店となる中規模の飲食店でした。
↑こちらは「店舗開業の基礎知識講座」より。こちらも対象業種は小規模の飲食店でした。
※その他、理美容室開業向けのいくつかの講座に対応しました。
そして、すでに出店候補の物件を決めている某美容師さんの為に単発で日本政策金融の融資攻略のためのコンサルティングをお手伝いしました。
本来はフルプロデュースにて対応する内容となりますが、ご希望により、その一部のサポーとトとして、こうして融資のコンサルだけ請負ことも時折あります。
融資の成功の確実性を高めるためのものであり、これにより開業の軍資金が用意できることになります。逆にここにしくじってしまうと、文字通り開業計画は進めたくても進められないわけですから、何が何でも成功させるべきがこの融資という開業計画の関門の部分となります。
このオーナーさんは、融資コンサル後は、ご自身で店舗設計や工事の手配を行うことを選んだため、飯島の役目はあくまでも融資のサポートまでとなります。
ちなみに、この融資のコンサルは、提出物となる事業計画書ほか、様々な書式の書き方、融資までの進め方、提出書類となる各業者からの見積の取り方や、設計者に依頼する図面の依頼の仕方など、実はかなり慎重に進めなければならない要素が満載で、それなりの知識や攻略法も必要なんです。
そして、完成度の高い事業計画書を書き上げるまでのかなり濃いアドバイスはもちろんなのですが、
その後、実際に融資機関側の担当者と直接顔合わせとなる、審査(面接)のための模擬練習を行います。
この模擬練習が非常に重要で、開業者自身が事業計画を、スラスラと熱く語れるようにする特訓としています。
入学の試験と同様に、やり直しができない一発勝負なので、文字通り完璧にして送り出してあげなければなりません。
そのため、通常この融資コンサルは、面接の模擬特訓だけでも最低4回、出来が芳しくない場合は10回ぐらいにおよぶこともあります。
それほどまでに、書式にした事業計画を、見ないですべて語れるように丸暗記してもらうぐらいの課題にしているので、開業者さんにとっては最初に想像しているよりずっと大変なことなのです。
ちなみに、今回の美容師さんも書式作成のレクチャー以外で、1回あたり90分〜120分の面接トレーニングだけでトータル7回行いました。
通常の美容室勤務があるため、7回のうち半分以上は、勤務終了後の20時過ぎぐらいからお付き合いさせていただきました。
↑1回め(2/2)
↑2回め(2/7)
↑3回め(2/8)
↑4回め(2/13)
↑5回め(2/17)
↑6回め(2/22)
↑7回め(2/24)
過去歴代開業者さんの融資成功率は、2000年のbh創業時より今だに、飯島の融資コンサルでサポートさせていただいた案件での成功率は98%です。
中には、融資希望額を若干減額されてしまったりなどを含めて98%、すなわち-2%という実績ですので、まぁ、ほぼほぼ100%の成功率なのですが。
こうした結果はすべて、事業計画の書き方ではなく、このやや厳しい面接トレーニングにあります。
経営者になる以上、わずか1時間程度しか顔を合わせることのない面接官に対し、
いかに、自分が有能であるか、非常に成功の確率が高い人物であるかを表現する必要があるのです。
すなわち、初めて会った人に「この人、大丈夫だろうか?頼りないなぁ・・・」
と写ってしまったら、どんなに事業計画がしっかりしていても融資は失敗してしまったり、希望額面を減らされてしまったりするということです。
融資が成功しなければ、開業そのものは進められません。
この融資というプロセスを決して甘く見てはいけません。