開業から5ヶ月経過した東京八王子の美容室「Neiro 音色」のオーナー泉地康央さんにインタビューさせて頂きました。
１ 開業の動機
独立開業をして、お店が安定するまで大変ですが、むしろ安定するという保証もないですけど自分達の将来を考え、開業する事により、家族との時間、生活面でのメンタルが安定すると思い、そして美容師だけでなく、経営者や、他の面での生きていく術を得られるかと思い、開業独立を目指しました。
２ bhを選んだのはなぜ？
独立開業を考え始めた時、bhの開業セミナーに参加させて頂き、セルフプロデュースや、他の開業アドバイス業者にお願いするより、bhプロデュースの方が、より安全な開業だと考えました。また、開業後も１年間の無料相談が付いている事で、より安心な開業が可能だと思い、bhにプロデュースをお願いさせて頂きました。そしてbhのＢｏｓｓ飯島さんと偶然に誕生日が同じだったと言うことも理由の１つです（笑）
３ 開業準備中に大変だった事
思い返すとアレもコレも大変でした・・・。開業準備の前半は、前職場に勤めながら週１回の開業打ち合わせだったので、頭が何度ショートしそうになった事か・・・。開業1ヶ月前の段階も備品買い付けや、色々な申請書類関係で飛び回ってました。その中でも一番大変だったなぁ、と思い出すのは開業資金の借入です。ｂｈさんにガイドしてもらいながら一緒に事業計画書類作成しましたが、特に事前にして頂いた借入れ審査の面接予行練習は非常に助かりました。もし、自分達だけで借入申請にのぞんでいたら、面接時には間違いなくパニックになっていたと思います。
４ 開業して良かったと思うこと
開業したことによって出会えたお客様はもちろんの事、他業種の経営者様と知り合う事が出来、さらにその繋がりで色々な方と出会えたこと。人それぞれの経営方針、人生経験も様々、勉強になります。
５ 開業して大変だなと思うこと
税務関係が慣れないので大変です。色々書類が多くて、何処に何をしまったかわからなくなります。大変にしているのは僕自身が悪いのですが・・・整理整頓ちゃんとします（笑）
６ 開業する前とした後の気持ちの変化
当たり前のことですけど、休みの日に街に出かけている時や、テレビを見ていても、自分達のお店に役立つ情報に、さらにアンテナを張るようになりました。
７ あなたにとってbhの存在は？
人生においてかなり大きいターニングポイントです。そして何でも相談屋さんです。開業に関してだけでなく、本当にありとあらゆる相談に乗ってもらいました。そしてこれからも乗ってもらうつもりです（笑）
８ これから開業したい人へのアドバイス
「どんなお店を作りたいか」「開業資金」「理想の立地、物件」どれか１つでもそろっていなかったら、開業する事は危険だと思います。もし、自分の中でＯＫサインが出たとしても、はたしてそれは本当に「ＯＫ」なのでしょうか？自分達は美容、もしくは理容のプロであったとしても、「開業のプロ」ではありません。開業資金借り入れの為のノウハウもなければ、理美容室に適した物件かを見極める知識もありません。開業準備中に起きた、何かしらのアクシデントに対処する術も持っていません。「独立開業」をするにしても、「安心・安全な独立開業」を目指すなら、まずbhに相談することをお勧めします。それより相談の前に、bhの開業セミナーを受講される事をさらにお勧めします。
９ コンセプトの重要性
僕たちは「コンセプト」に本当に時間がかかりました。bhの皆様、Neiro［音色］の「コンセプト」を明確に引き出し、とことんまで付き合って頂き本当に感謝しています。「コンセプト」は、すべてに繋がる事であり、明確にできてないと先々自分達でも方向性を見失います。自分達で「コンセプト」と思い込んでいる事が真の「コンセプト」ではない事があります。自分達で「こんな風にしたい」と頭で描いている事と、他人に言葉で伝えてる事が大きく違って伝わってしまう危険性があります。特にお店を立ち上げる際に、「コンセプト」は、店舗デザイナーやグラフィックデザイナー達と明確に共有した上で店舗デザインを進めたり、チラシなどの販促物制作を行うべきだと思います。なにより自分の頭に描く「コンセプト」が不明確なまま安易に伝達してしまうと、当然、出来上がるものは真に望んだものと異なったものとなってしまいます。これは非常にまずい事だと思います。実際のチラシを見て、お店に来て頂いた肝心のお客様が一番混乱してしまうかもしれません。開業では、まず「コンセプト」の本当に意味を理解した上で計画を進めていくべきだと思います。
１０、寒い打ち合わせについて
言えば、自分達の資金繰りに合わせて工事費、美容器具、材料等を見直して、あらかじめ想定した開業総額から予算オーバーしないように減額調整する打ち合わせ。前々から寒い打ち合わせについては聞いていて、中には断腸の思いで減額を決断する箇所もあるかも、との事でした。でも実際に体験して思いましたが、断腸の思いは、開業計画をサポートして下さったbhの皆様も同じだと思いました。Nerio［音色］も長時間に及ぶ減額調整、まさに寒い打ち合わせだったと思います。でも、苦しいというよりは、スッキリしました！現時点で不必要な物を削り、必要な物だけを残して、Neiro［音色］がスリムになった、という感じがしました。これから自分達で運営していく上での、仕分けのノウハウを教わった気がします。
インタビュー日時：2010年9月1日（インタビュアー：辻井泰子）
