店舗工事は完成してからのアフターケアが最も重要〜開業からちょうど半年、店舗の保守点検に訪問〜土呂美容室 malun
【開業後半年時点の店舗保守点検】本年2月13日開業、土呂の美容室 hair + malun(ヘア・プラス・マルン)早くも開業から半年経過。bhプロデュース定例となる開業半年後の店舗保守、不具合、修繕チェックのため、店舗へ訪問
2月13日の開業から、そろそろ半年が経過しようとしているさいたまは土呂町の美容室malun
毎月定期的に、ZOOMを通してオーナー鈴木信行さん亜希さんご夫婦とコンサルセッションを行っていますが、この店舗の保守点検は、この毎月のコンサルとは別の次元のお話です。
まず、店舗開業全般に言えることですが、店舗完成時がどんなに美しくクオリティー高く出来上がっていたとしても、それが、未来永劫ずっとその美しさを維持したままというわけにはいきません。
よく、店舗工事業者の施工精度が悪かった為に、後々何度も修繕を繰り返す羽目になったという事例も決して少なくないのです。
精度の良い施工ももちろん重要なのですが、もっと重要なのは「アフターケア」なのです。
不具合が発生すれば、それを即座に是正する。こうした管理体制をしっかり構築しておくことこそ非常に大切です。
特に、店舗工事に関しては世の中では、店舗が完成したらすべて終わり・・・
という基準がまかり通っている傾向もありますね。
その後、ちょいちょいガタがでても、なかなか修復してもらえず、何年も悩んでいるというお店の辛い話もよく聞きます。
もちろん店舗工事が終了したら、何年経っても常に修繕してあげますよ、というのもまた無理な話なんです。
多くの場合、店舗工事完成段階から1年間の保証期間を契約条件に盛り込むのが一般的です。
例えば、店舗完成から1年も経過していないのに・・・
壁の塗装が微妙にひび割れしてきた・・・壁のクロスが剥がれて隙間ができ始めた・・・
床が歩くたびに、変な音と共にきしむ・・・など
さて、こうした数々の気になる点、果たして工事の不具合が本当に原因なのか?
それとも、建物の諸条件や気候や温度変化により偶発的に発生した現象なのか?
これらの正確なジャッジは非常に難しいものです。
しかし、仮に、店舗工事業者とオーナーさんのみの2点間での話し合いとなると、とかく揉め事に発展することが少なくありません。
業者「これは仕方がない現状です。こんなもんです。我慢してもらうしかないですね。」
オーナー「え?なんでですか?それっておかしくない?」
この後、引き続き業者から受ける説明は、なにやら解読不能な専門用語の数々・・・
こんなところから、その後、修復不能な、人と人との小競合いに発展して行きがちのが、店舗工事後の良くないアルアルなのです。
特にbhのプロデュース下では、そうでなくても心が不安定に陥りがちな開業1年間の揺れがちなオーナーさん側にしっかり付いて、店舗工事業者との間に立ち、店舗保守に関してもシビアに管理体制を取ります。
開業から半年後、そして1年後の2回は、飯島はもちろん、店舗工事業者の担当者、設計担当の藤井真哉、オーナー、と全者が現地に一堂に集まった上で、一緒に店舗を細かくチェックします。当然、お店側は通常営業をしている日ですから、閉店後の20時以降に集まっての点検となることがほとんどです。
さて、今回の半年点検におけるお店の不具合や是正箇所は特にありませんでしたが、実は、ちょっと前に、こんな事象が発生し、オーナーさんご夫婦をやや困らせた出来事がありました。
実は、この日の点検より2週ほど前、なにやら店内に雨漏りが発生したのです。
まぁ、多くの場合、この瞬間、どうしても店舗工事業者の不具合か?とオーナーさんは誰もが判断してしまいがちです。当然、プロデュース下では、この事案に直面した瞬間オーナーさんは、まず飯島に連絡してアドバイスを仰ぎます。
この「雨漏り」という事例、これは非常に判断が難しいところとなります。
まず疑うべき箇所は、多くの場合、店舗工事の不具合というより建物自体に何らかの水路が存在し、外部から店内に流れこんでいる可能性があるということ。
雨漏りに直面し、心揺らしたまま、いきなり工事業者に連絡し、声を荒げてしまおうものなら、その後の改善計画は冷静に進めることが不可能になりかねません。
飯島はオーナーさんたちに常々注意喚起していることなのですが、とにかくいきり立つ前に、深呼吸です。まずは心落ち着かせて、状況の確認と把握が先決。
状況がはっきりし、それが本当に業者の不手際だろうという判断に至ったのあれば、場合によってはキレれば良いわけです。だけど、こうした事例における重要な教訓としていることは、
「不用意にキレないこと」
キレるぐらいなら・・・せめて泣きを入れる!
「一体どうなってんだよコレ!(怒)」ではなく
「これ、なんとかしてください〜!(泣)」です。
まぁ、今回の雨漏り、オーナー鈴木さんも、最初は一瞬、工事業者側の問題?とよぎった様でしたが、飯島の説明により、冷静に状況を把握し、平常心を取り戻した上で、まずは不動産屋さんに連絡する運びとなりました。
この連絡を受け、不動産屋はオーナーさんが想像していた対応とは異なり、二つ返事で即対応しました。そして不動産屋手配の工事業者が早々に雨漏りの処理に店舗に来てくれたそうです。
しかし!問題はここからさらに発生1
この不動産屋手配により修復に来た業者が超ヒドかった。
超テキトーに雨漏り箇所をテープで塞いでおしまい。
オーナー鈴木さん「え?これで終わりですか?」
業者「これぐらいしかやり用ないから・・・」
しかも、
店舗の棚造作にペンキをダラダラ垂らし・・・
掃除もしないでサッサと引き上げようとしたところ
「棚のペンキ、掃除してくださいよ」
面倒くさそうにイヤイヤモードで軽く掃除して行ってしまったそうです。
オーナー鈴木さん、もちろん再び飯島に連絡で、「イライラが止まらない」と嘆いておりました。
もちろん、この段階でも、決してキレずに、戦い方をアドバイスしました。
でもです!飯島も店舗デザイン設計を20年以上経験してきた人間ですが、
この業者の態度・・・・
世の中の工事業者って、こんなもんだよなぁ・・・とも言えるのです。
だからこそ、こういう業者側を取り締まる指示者側のポジションが必要なんです。まぁそれが設計者だったり、今回の事例でいうなら不動産屋がしっかりすべきです。
今回、結果的には、このどうしようもない業者にその後の修復はさせず、malunの店舗工事を請け負った飯島、藤井の管理下にある工事業者が、この是正工事を行い、その際にかかった費用は、不動産屋にすべて請求し全額負担してもらうということで話の折り合いが付き、一件落着。
わずか1週間の間の出来事とはいえ、通り過ぎれば何てことない出来事とも思えることかもしれません。しかし、その渦中のオーナーさんの心の葛藤は、本当に計り知れないんです。
修復されたのだから万事OKと言いたいけれど、このイライラはどうしてくれるの?
ですよね・・・ほんと、鈴木さんご夫婦、気の毒でした。
飯島の役割は、こうした刹那に発生する心の乱れはもちろん、「こういう時、どうすべき?」を常にリアルタイムでアドバイスできることが非常に重要な存在意義となります。
昨今、TVでもコロナの医療現場の様々な事例が報道されていますが、観ていると
「この時、この瞬間、どう判断すべきかが、皆目わからなかった」
という、生の意見が目立ちますね。
どんな出来事も、喉元過ぎれば・・・
過ぎれば取るに足りないような出来事と思えても、直面したその瞬間の渦中では本当にどうしたら良いかわからない・・・まさしく想像すらつかない巨大な不安と向かい合っている時です。
そんな時に、的確なアドバイス、対処法、すなわち、どうすべきかをリアルタイムでアドバイスしてくれるのが現在ヒーローのごとく頑張っている医療ドクターたちですね。
まぁ、医療ドクターと店舗開業の専門家・・・
畑は違えど、飯島の役割は、ふと考えるとまるっきり同じだなと思えます。
常に「今、どうすべきかがわからない」
このために・・・さながら主治医のような立ち位置が、飯島がセコンドとしての役割となるのだなと。今回の雨漏り問題を通して、あらためてこんな風に感じました。
特にコロナ禍に世の中が見舞われてから、飯島は自分自身、思います!
沢山の悩める美容師さん、理容師さんにとって飯島は必要な存在だと感じます。
もっとたくさんの悩める開業者さんを助けてあげられるはず。
本気で安全な開業を目指し、10年後に大きな成功を意識している開業希望の方々、是非とも飯島にご連絡ください。
皆様が目指す人生の方向に必ず実現させるお手伝いができるはずです!お待ちしてます。
<hair + malunの作品ページはこちら>
<オーナー鈴木信行さん、亜希さんご夫婦の開業時のインタビューはこちら>
※当コラムやブログでは、コンサル中またはプロデュース中のすべての計画をご紹介しているわけではありません。あくまでも投稿の許可を頂いた開業オーナーさんのみ記事としてご紹介させていただいております。
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