開業後のコンサル2回目〜土呂 malun（マルン）

2021-04-05

進行中開業計画

【開業後のプロデュース対応】土呂の美容室　hair + malun（ヘア・プラス・マルン）開業後のコンサルティング2回目です！

今年2/13オープンから約2ヶ月のさいたま土呂町の美容室　hair ＋ malun （ヘア・プラス・マルン）の鈴木信行さんご夫婦へのコンサルティングです。このコンサルティングは飯島の開業プロデュースの中に含まれているもので、開業1年後まで、ひとまず、半年間は毎月ペース、その後は状況次第で2ヶ月おきで予定しており、定期的にお付き合いしていくものとなります。

相変わらず緊張の続くコロナ禍での出陣店ではありますが、運営報告を聞けば、やっぱりかなり順調の走り出しです。

売上、動員数の両面から検証しても、最初に掲げたコンセプトの路線からブレていないか？など、総合的に見ても開業前から立ててきた作戦通りの展開です。

前回同様に、まずは売上報告を聞き、最終的には来月、再来月、3ヶ月先まで、売上目標と行動指針を立てていきます。

さて、前回同様に、開業したてとはいえ、とっても順調だというアドバイスをしても（めちゃくちゃ褒めても）、どうにも本人たちはピンとこないといった様子です。「すごいじゃない！」といっても「そうなんですかね？・・・」

すでに運営の渦中にいる本人たちというのは、「上手くいっていると言えるのか？」

とにかくそれが皆目わからないのです。

そう、これはどの開業事例であっても言えること。新人経営者にとって、上手くいっているという実感など得られないものなのです。

会社やお店を長く運営している人は誰もがそういいます。安心、安泰な状況など世の中には無いということです。

どんなに売上があがっていたとしても、どんなに充実する日々を得ていたとしても、常にその横で同居しているのが

「なんとなく不安」ってやつです。

飯島の経営26年の経験から言わせていただくとしたら、この不安っていうものがなくなることは経営者になった時から、無かったことなど一度も無い！むしろ経営している以上、永遠に消えないものなんです。

ただ言えるのは、その訳のわからない不安に対し、やがて自身の捉え方が変わっていくのだと思います。自分も独立開業したての29歳のときは、なにか事あるごとに、不安に苛まれ、よからぬ心配を募らせ、勝手に神経をすり減らして自身をどんどん消耗させていく・・・

ところがどうでしょう？26年もの歳月をかけて続けてこようものなら、その不安っていうやつに、イチイチ付き合わなくなるんです。ある意味、諦めの境地とでもいいましょうか・・・はい、はい！不安さま、毎度！っていう感じになってくるんです。経営も長くなってくると、なんだか変な鈍感力みたいなものが身につくものです。

とはいえ、この心境の変化を経営者1年生に必死に説いたところで、共感できるはずもありません。

とにかく、開業したての経営者ピッカピカの1年生は、日々起こることの連続に、まさしく一喜一憂しているわけですね。

それがやがてかけがえのない経験の数々になります。

独立開業の初年度は誰でも本当に大変なんです。

時として上手くいけていることすら、自身ではまるで気づけない程に余裕のない心模様です。

だからこそ、せめて一般的な客観視点でそれを知らせて続けることもこの時期の開業者さんへの飯島の役割だったりします。

オーナー鈴木信行さん亜希さんご夫婦も、開業半年を超えるあたりから、確実に表情も、考え方も、すべてが変わってくるはずです。これは断言します。まちがいありません！

出生した赤ちゃんが、1年でとんでもないほどの成長を遂げていきますよね。それに似ているほど、開業から1年後までの成長は著しいものなんです。

その成長の過程を見れるのも飯島の立場の特権といえます。

開業1年後、鈴木さんたちのコンサル卒業の時は間違いなく別人のはずです。それがとても楽しみなのです。

ちなみに、写真右下の画像は、オープン前日に取材した鈴木さんご夫婦のインタビュー動画の編集の途中の様子です。

動画担当者から途中報告として届いた画像を貼らせていただきました。