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美容室 独立・開業事例紹介

ゾノサンチ開業までの軌跡

オーナー大園泰弘さん

店舗住所
愛知県一宮市真清田1-3-3桃花館1C号室
受講コース
フル・プロデュース
 

2014年4月23日(水)オーナー大園泰弘さんの依頼により、尾張一宮の物件候補のチェックにbh飯島が出張しました。この大園さんとの出会いは遡ること6年ほど前になります。2007年4月に愛知県の金山にて美容室開業プロデュースでお手伝いした美容室session(セッション)のオーナー岩田ヨウコさんの元同僚ということで、開業を視野に紹介してもらったのです。

忘れもしない、現在のヘアサロン開業レクチャーを名古屋駅前のデニーズで実に5時間ぐらい居座って行ったものでした。それ以来、折に触れ何度も名古屋に出張がある度にお会いして事業計画診断を繰り返してきました。

そんな大園さんがいよいよ開業に向けて始動したのがこの物件のチェックでした。

大園さんは岩田さんのセッション開業から今までのプロセスを間近に見てきたわけで、岩田さんが順調に運営をして来た裏にはbhと共に構築したコンセプトが土台となっていることを深く理解していたことと、なにより岩田さんがのびのびとストレス無く自分の思うままの運営をできていることを目の当たりにしてきた為、ご自身の開業時には必ずbhのプロデュースで!という固い意思を数年前から表明してくれておりました。そんな繋がりから長年にわたりbhの開業レクチャー、事業計画診断と、実に6年に渡り飯島と共にこの計画を進めてきたのです。

 

 

2014年5月2日(金)左写真・コンセプトワーク構築

大園さんは最初から超独特な世界観というか、こだわりを持っておりました。昭和レトロのパーマ屋さんを再現してほしいという要望でした。今だから言えますが、この大薗さんのワールドをしっかり理解するまで、店舗デザイン担当の藤井も販促物デザインの辻井も、かなり苦労したんです。こんなに悩んでいた二人は過去あまり見たことがなかったほどです。この初日のコンセプト打合せはもちろんすごく楽しかったのですが、さぁ実際にそのイメージをどうやって表現したら良いの?・・・

これが難問だったということです。ちなみにこの日のラスト近くに店名が決まりました「ゾノサンチ」

 

岩田さんが大園さんのことをいつも「園さん」と呼んでいたので、この独特ワールドはまさしく大薗さんの家。ということで「ゾノサンチ」という店名になりました。ちなみに頭に付く「パーマネント」というのは大園さんのこだわりで、外せないものでした。店舗のイメージも「パーマネント野ばら」という映画の世界観を踏襲するようなテーマ型店舗づくりとなりました。

 


2014年5月8日(木)右写真・設計&グラフィックデザイン打合せ1回目

前回もそうでしたが、今回の計画はたまたまbhの販促担当である辻井が愛知県在住であり、新居を建てたばかりという好タイミングの時期でした。

したがって、大園さんは毎週辻井の自宅に通い、東京では藤井、飯島がbhに集まり、スカイプで打合せが繰り広げられました。

 

 

2014年5月14日(水)設計&グラフィックデザイン打合せ2回目

この回は藤井が名古屋に出張しました。なので藤井は画面の中に。飯島はbhで一人打合せの進み具合を画面越しに確認するというスタイルです。スカイプがあれば遠方でもこうしてサポートはお手軽にできることに感謝ですね。

※さて、この9日前にbh飯島と大薗さんのブルース・リー大ファンという共通志向から、大園さんに飯島からお土産のプレゼント。飯島が正規インストラクターとして所属するブルース・リー創始の武術ジークンドー団体IUMAのオリジナルTシャツである。

「飯島さ~ん、確かに受け取りました~」と画面越しに!(笑)

 

 

2014年5月18日(日)この日は、前述した金山の美容室セッションの岩田ヨウコさん主催による「7周年パーティー」にが開催され、飯島、辻井もこうして招待していただきました。もちろん元同僚の大園さんも岩田さんに呼ばれており、旧職場の仕事が終了後に参加予定でした。

 

そこで、飯島は、大園さんが会場入りする前に1時間半程外出し、金山駅前のスタバで開業計画の打合せをました。その時、早速ジークンドーTシャツを着てくれていた。大園さんとは本題の開業話ももちろん重要なのだけど、ブルース・リー談義につい盛り上がってしまいます。

 

この日は岩田さんのパーティーを楽しませてもらいました。

 
 

2014年5月19日(月)設計&グラフィックデザイン打合せ3回

一夜明けて、飯島は東京に戻りbhにてスカイプ越しに打合せを行いました。名古屋にあのまま1泊したのだから辻井の家に行っても良かったのですが、藤井は東京にいたため、bhのオフィスでスカイプのセッティングやら、なにやらで結局、朝一番で東京に戻り、こうして打合せとなったわけです。

 
 

2014年5月23日(金)設計&グラフィックデザイン打合せ4回目

この日は再び藤井が愛知に出張、辻井の家で打合せが行われました。普段東京で行っている打合せとなんら変わりなく、画面の中とはいえ、すぐそこで打合せしているみたいで変な感じがしますね。

 
 
 

2014年5月28日(水)設計&グラフィックデザイン打合せ5回目

 
 

2014年6月4日(水)設計&グラフィックデザイン打合せ6回目

メインのグラフィックイメージがほぼ決定しました。大園さんはこの世界観に何故こだわるのか?それは以前住んでいた実家のイメージを再現しているそうです。特に壁の模様付きクロスはなかなかお気にい入りを選び出すまでに時間がかかっていました。いや、ここではクロスなんて言わず、壁紙といった方が合ってますね。

 
 

2014年6月11日(水)設計承認&グラフィックデザイン打合せ7回目

いよいよ設計はここで終了する。細かい箇所を決め込んだらこの後は競争見積り(入札)となる。今回は愛知県だが、それでも入札は必ず行うのです。

 最終決め込みに、もちろん大園さんのこだわりである壁紙選びはまだまだ続いておりました。

 
 

2014年6月24(火) 減額調整

あれから2週間、今回は減額調整となるため大園さんが東京に出張してきた。意外なことだが、大園さん初bh訪問である。減額調整はそれなりにキツイものではあったが、「このために長い間お金をためてきたのですから、多少のわがままはさせてください」とややオーバー気味の予算ではあったが本人満足の予算配分で仮契約を結びました。

本契約は落札業者が現地に行き、正式な契約を交わすこととなっている。今回の仮発注時に飯島からの詳細な説明、管理的な部分をがっちりお話し、仮契約とはいえ本格的なやりとりを行いました。

 
 
 

2014年7月5日(土)尾張一宮の現場が遂に動き始めました。藤井が現地に出張し、大園さんも立ち会っていますね。関東地方の開業と一切かわりありません。

 
 

2014年7月19日(土)現場視察

前回の現場視察からちょうど2週間、藤井と大園さんとで出向いた現場はかなり進んでおりました。この日は外部の看板部分にあたるカラーリングの色確認がメインの目的でした。

 
 

2014年7月26日(土)工事引渡し

工事着工からちょうど3週間で引渡しとなった。まぁ、どの開業もだいたい3週間の工程で行わることがほとんどだ。引渡しなのだからもちろん飯島も出張ですちょうどこの日はゾノサンチの目の前にある真清田神社(ますみだ)がお祭の日だった。尾張一宮の駅から現場まで、凄く賑わっていた。平日の佇まいとは大違いである。

お店にたどり着いてビックリ!すごい世界観というか、レトロ感というか、とにかくノスタルジーな雰囲気です。もちろん、それらを狙ったわけですから当然なのですけどね。

 

 

引渡しが終わって一段落したら、やっぱり大園さんとはブルース・リー談義です。

いつしかブルース・リー談義からブルース・リーの武術であるジークンドー話に発展。
ジークンドーインストラクターである飯島ゆえ遂に指導タイムとなってしまいました。

それを一部始終見ていた藤井は感嘆の声とともにこうして写真を撮っておりました。

その後は名古屋駅まで移動、3人での祝杯です。

その後、飯島と藤井は1泊し翌日朝に東京に帰りました。

 

 

2014年8月1日(金)写真撮影会&打上パーティー

昭和レトロの美容院、いや、大園さんがこだわっていた呼び方、パーマネントの店「ゾノサンチ」が完成し、東京からbhでの開業店舗をすべて撮影しているプロカメラマンの秋山雄一氏を引き連れて一路、尾張一宮に参りました。

 
 

お店自体より、この店の特徴は大園さんが自身で集めてきた(買付)独特の備品類である。さすがの藤井、辻井もこの大園さんが頭に描く品々が最後までなかなかキャッチできずにいた部分があったそうだ。

なにはともわれ「バッチリです!すべてイメージ通りです!」と語る大園さんに、正直な所、一同ホッとしたといった感じでした。
 
 

撮影も、夕景になるまでの時間待ちでゾノサンチ、まさしく“園さんの家”で談笑して楽しく過ごしました。

撮影終了後、再び前回と同じ系列の台湾料理屋に行き打上パーティーしました。元々大園さんはあまり飲めないらしく、酒豪チームのbhメンバーに囲まれ、ノンアルコールビールで雰囲気を味わっておりました。

 
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bhも長いこと運営してきましたが、このゾノサンチと同時期にプロデュースしていた東京都六町のGroomSの2計画はどちらも、実際の計画がスタートするかなり前からプロデュースリクエストをしていたオーナーさんたちでした。

GroomSと数日違いのOPENとなる大園さんも、GroomSオーナー滑川卓さん同様に、最初に出会った時から一度も心をぶらすことなくずっと「bhでお店を作ってもらう!」という固い意志を曲げなかった。(大園さんは6年、滑川さんは4年半)

どちらのオーナーさんも共通しているのは、身近にbhで開業を共にした先輩オーナーの活躍ぶりをずっと見てきたという共通点がある。

このようにbhは長年の運営を視野に入れた開業がを前提のサポートなのです。

こうした長い年数の関わりを積んだオーナーさんの出店をご一緒できることは本当にありがたい事です!

なによりも、ずっと信頼し続けて頼ってくれたことは本当に嬉しい。

毎回思うことだが、本来不安で仕方がないはずのオーナーさんの大きな期待に対し、100%、必ず応えてこその信頼である。こういう事例が増える度に、自分の役割の重みを感じさせられております。

だが、開業はお店づくりがゴールではなく、ここからが本番。

開業後はどのオーナーさんであっても、しばらく軌道に乗るまでは大変なのです。

bhはお店を作るだけのサポートではなく、開業後こそすごく重要な役割がある。

どんなに小さなことであっても、困ったときに相談できるbhでありたい。

これは、絶対に今後とも貫いていくつもりだ。

 

大園さん、本当に6年前からの長年の相談を経て、渾身の開業、遂にやりましたね!

まずは、おめでとうございます。

 

さて、これからが本番ですね!共に頑張りましょう。

bh 飯島由敬


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