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開業者様の声

GroomS 【美容室】 東京都・六町

オーナー滑川卓さん

店舗住所
東京都足立区南花畑2-2-5
オープン
2014年8月6日
店舗面積
店内18坪

開業から9ヶ月経過した東京六町の美容室GroomSのオーナー滑川卓さんにインタビューさせて頂きました。

 

1.開業の動機 

動機と聞かれれば、やっぱり理容師になった時からのずっと持っていた「夢」。
これです!しかし、実際の開業に近くなった頃は「夢」というよりむしろ「挑戦」という思いの方が強くなってましたね。でもこういった動機も目標意識としてはとても大切な要素ではあるけれど、実際に開業計画という次元でいうと、これだけでは成立しないというところをbh飯島先生に徹底的に教えていただきましたね。正直、開業計画に着手する段階まで「自分にしかできない事、自分ならではの役割、必要とされる人になる」という様な事を改めて考え直すことも無かったかもしれませんね。これは非常に重要なことだったと思います。

 

2.bhを選んだのはなぜ? 

実は僕が理容師になりたいと思ったきっかけは十代の頃に浦安モルティコルトの秋山和則さんに髪を切ってもらったことがきっかけでした。そのまま結局理容師になって、秋山さんとも交流させて頂いて、その繋がりから山形サンクプラスの小林雅史さん静香さん夫婦とも親しくさせてもらって、とにかくこの3名からは非常にはお世話になったんです。

そんな3人の大先輩がそれぞれ立派に開業していったわけですが、秋山さんも小林さん夫婦もbhのプロデュースで飯島先生について開業をしていったことも理由の一つです。あ、あと理容の講習会で出会って以来今でも交流がある巣鴨バランサの渡部洋さんもbhで開業しています。とにかく僕の尊敬する先輩方は皆bhで開業する・・・ただ、僕は基本的にすごい人見知りな性格で、いくら各先輩が心酔していたとしても結構ハスに構えて見るところがあります。だから飯島先生と会うまでは「実際はどうなの?」という疑いが大きかったのも事実です。

2010/1/12に開業した秋山さんが開業2ヶ月半経過した3/8に、「俺の店に飯島先生を呼んでセミナー開くからお前も来い!」と声をかけてくれました。飯島先生と最初にお会いしたのはその時で、僕は当時まだ25歳でした。実際にこのセミナーが、その後の僕のすべてを変えたと言っても過言ではありません!この4年半後に念願の開業ができたわけですが、僕はこの時先生から教えていただいた通りに行動しただけです。それほどまでに僕にとってこの日はすごい衝撃だったんです。大げさに聞こえるかもしれませんが本当です。

その後、結局翌年2011年には雅史さん(小林)まで山形でとても立派な開業しちゃって・・・僕、実際に山形まで見に行きましたけど、その頃にはもう「飯島先生、一体何者?」という見方になってました。なぜbhを選んだかって?元々僕にはその選択肢しかありませんでした。

 

3.開業準備中に大変だった事 

これは飯島先生の教えでもありますが、今まで働いていた理容室を退職するタイミングは非常に重要で、早過ぎたら開業までの生活費が出費となること。遅すぎると出店時の準備に不備が生じること。この2点のバランスは非常に重要です。こういった教えを基に自分もその様な行動で開業計画を進めていくのですが、開業の1ヶ月半前までは今までのサロンで働いているわけです。旧サロンには当然「辞める宣言」をしたうえで残りの2ヶ月ほど勤務するわけです。僕にとって最もキツかったのはこの旧サロンでの残り僅かな勤務の日々でしたね。

あまり詳細は語れませんが、いわゆる“大騒ぎ”ってやつです。外から見ても心が揺れていないようにポーカーフェイスで堂々としていましたが、内面はボロボロで、その都度飯島先生に話を聞いてもらいながら気合を入れ直していました。

飯島先生のこんな言葉が印象的で、かなり助けられましたね。
「退職する時にモメる人の方が出来る人。要するに旧店側としては、居なくなられたら困る程の人材だからこそ開業するべき才能がある人。優秀な人材というのは円満退社なんてできないんです。だから揉める度合いは優秀度合いの証なんです。」

あともう一つ、僕の場合は、意外と不動産屋さんとのやりとりで二転三転ありましたね。最初に細かく打ち合わせして決めていたはずが、後になってコロコロ条件が変わったり・・・こういう事もあるんだぁ、という勉強にはなりましたけど、実際は結構イライラしました。僕、時に声を荒らげてしまったこともありましたからね。

 

4.開業して良かったと思うこと

ひとことで言ってしまうと「自分のやりたいことが自由にできる」これに尽きます。自分で気に入った薬剤を選んで導入できるとか、お客様との関係とか、スタッフにも慌てさせないように時間を調整できたりとか、自分の店で最も良好なバランスで施術やサービスが出来るように時間配分を自分で無理せず調節できるところがなによりストレスを感じずにできるところだと思います。

 

5.開業して大変だなと思うこと

いや~、これに関しては運営していく上での雑務全般です。今までやったことの無い未経験な仕事が沢山あるものでして・・・仕入、支払、銀行への入出金、経理事務、広報活動・・・それ以外に今までやってきた一般施術の業務ですからね。

とくに僕は過去にPCなんて一切いじったことないほどのネット音痴なんですけど、開業と同時に飯島先生のPCレッスンを受けたり、ネット戦略の重要性を教えてもらいながら・・・正直なところ・・・イヤイヤ取り組みながら・・・まぁ、スタッフに協力してもらいながら・・・とにかく悪戦苦闘しながら今でもまだ挑戦中なんです。

お店の経理事務もPCで行っていくわけで、bhのプロデュースに付いている理美容室専用の会計事務所の担当者が定期的に店に来てくれて入力方法とか丁寧に教えてくれるんですが・・・もう~毎回パニックですよ。頭パンクします。こういったPCアレルギーからの脱出が思いのほか大変ですね。

しかし、苦手中の苦手であるブログとかフェイスブックなどを使って、一切お金のかからないネットでの広報活動の反応の凄さは思いっきり実感させられています。単純に凄いなって。飯島先生が言っていたことって全部本当なんだって。新規客と初めて出会った瞬間に、相手はブログ読んで僕の事をすでに知っていた?という不思議な体験はすでに何度もしています。

 

6.開業する前とした後の気持ちの変化

絶対に開業してやるぞ!という強い思いとともに同じ分量だけ不安で一杯でした。僕の事をよく知っている人はわかると思いますが、僕って基本・・・良く言えば「超・慎重派」、悪く言えば「超・臆病者」です。今までも納得行かない雇用環境でも表情に出さずに、弱音も吐かず・・・でも実際は真の心は常にピリピリしていたのだと思います。

“開業後“の心境の変化というより、“開業のプロセス”を通して飯島先生と関わりながら、自分が変わったことを実感しています。まず、すごくプラス思考になれたと思うのです。これは確実に飯島先生の影響です。あの人は最悪の事態に直面してもプラス思考に変換してしまいますからね。これは一緒に計画を進めていた藤井先生、辻井先生も揃って言っています。「飯島さんは超ポジティブシンキングだって。」武術で怪我して歩けない時でもポジティブな思考にしてしまいますからね(笑)そんな考え方に一定期間ご一緒していたら誰だって影響受けますよ。先生の影響力ハンパじゃないですから!今こうして通り過ぎて振り返ってみたら当時はなんだか小さいことにいちいち揺れていたなぁ、って思えるほどです。

もう一つ、今までよりも格段にお客様への感謝の気持ちが大きくなったと実感しています。色々な意味で感動しやすくなった気がします。これら本当に開業という大きな出来事が関与しているとしか思えません。

 

7.あなたにとってbhの存在は?

もう、ズバリこれです。
bh(=飯島先生)は僕にとって

名トレーナー、名セコンド、名コーチ、師匠です!

以上!

 

8.これから開業したい人へのアドバイス

僕もそうでしたけど、長年頭に描いていた開業より想像を超えるほど開業は大変なエネルギーが必要でした。どんなに優秀で前向きな人であっても、笑っていられない程の混乱が一つや二つ絶対に直面すると思います。ホント、大変なんです、開業って。僕も大変でした。泣きたくなることもありました。

でも!笑っていると良いですよ!無理やりでも・・・顔が引きつってしまっていても・・・それでも笑っていましょう!笑ってさえいれば、きっとなんとかなる!
本当にそう思います!!!

 

9.コンセプトの重要性

コンセプトに関しては2010年のモルティコルトで行われた飯島先生のセミナーを聞いた時以来、非常に大事なことだと認識していました。bhのプロデュースで最も特徴的な要素が最初に行うこのコンセプト構築です。最も来て欲しい客様像を明確にするため、一旦最も嫌なお客様像を明確にする・・・もちろん最終的には自分が本当に来て欲しいお客様だけが集まるような店作りをしていくという考え方です。いわゆる最も自分にとって理想的なお客様にターゲットを絞るというものす。僕の場合はセミナー受講から開業までの4年以上にわたる日々で自分なりに色々構想は練っていたので、かなりスムーズに進められたと思います。実際に開業して早9ヶ月が経ちますが、ターゲットを絞ったおかげで、お客様と出会って一目見ただけで「あ、これは自分の客だ、とか、この人は違うな・・・」と判断しやすくなったという実感があります。もちろんNGなお客様だったとしても丁寧に接してサービスいたしますが、実は心の奥底では「ここはあなたが来るべき店ではありませんよ~」と唱えていたりします(笑)

僕のお店は小さいお店なわけですし、1日に2席のカット椅子をフル稼働させて忙しくセカセカと予約を請負うわけではありません。せいぜい多くても1日に7~8人程度のお客様の為に存在していたいわけです。だから自分と合わない客ではなく、自分と最もソリの合うお客様だけでこの7~8人を埋める事を目指しているわけです。合わないお客様が必ず毎日来てしまう。そんな職場だったら10年続けられない。逆にすべてがOKなお客様なら必ず10年後も続けていられるはず。・・・すべて飯島先生からの教えでした。

 

10.寒い打ち合わせについて

※通称:寒い打合せ(減額調整):開業者が実際に工事予算として割り当てている額面に収まるように要素をなくしたり、素材ランクを下げたり、異なるものに置き換えたりして予算内に収める作業のこと

bhで行っている最大の難所といわれている通称寒い打合せ(減額調整)は確かに多くの方が“辛い“と思うことと思います。でも僕の場合はそれほどのパニックはありませんでした。冷静に、時として楽しみながら経験出来たと思います。この寒い打合せのことを一言で表せば、「すべて望み通りにはならない!」という事です。

僕もそうでしたけど、だれでもそれを事前に念頭に置くべきだと思います。コレばかりは仕方がないこと。開業者の調達できる資金事情は全員異なるはずであり、店舗の面積の大きい小さいお問題ではなく、あくまでも、使える総額(実行予算の計画)が違いますよね。それが飯島先生の言う“身の丈”じゃないですか。この自分の身の丈と安全面から考えてもこの減額調整というプロセスは極めて重要だったと思っています。

 

11.その他、どんなことでも・・・

僕は、本当に人の言うことを聞かない。人から指示されても簡単に従わない。そんなタイプの人間です。もちろんそれは開業した後の今でも大きくは変わっていないと思います。bh飯島先生との関わりの中で自分自身が不思議に思えたことは、先生の指示やアドバイスに関して一切の抵抗を持たず、すべて教えていただいた通りのことを素直にしてきただけだということです。開業計画中には僕の両親でさえ、僕が先生のサポートに対して何の疑いも持っていいなかったこと、指示されれば苦手なことでも何でもやろうとしているところを見て驚いていたほどです。
ただ、こうしたインタビューだとbhさんの宣伝要員として良いことばかり言っていると思われると僕も嫌なので、なぜそこまで?と思えるようになったかを今一度お話しておきますね。飯島先生に心酔したことは、先生自身の人柄他、本当に頼って間違いない!と思えたのは真実ですが。やっぱり僕にとってその確信を手伝ったのは先に開業した3件の先輩オーナー、秋山さん、渡部さん、雅史(小林)さんの背中を追いかけていた部分が大きいです。僕にとって偉大な先輩達がそろってbhを選ぶ理由はなんだろう?最初はそこが出発地点でしたから。秋山さん、渡部さん、雅史さん、静香さんは、なぜそこまでに飯島先生を信頼するのだろう?これは間違いなく最初持っていた疑問でした。だけどその理由は実際に会えばすべてが分かりました。疑ってばかりじゃなく、自分から行動して自分の目と心で確かめる。こういった習慣も、開業までのプロセスを振り返りながら思うことですが、経営者になるためにとても重要なことだと思います。

現在、開業から9ヶ月地点まで来ました。開業後半年間は実はとても不安で、しょっちゅう飯島先生に電話で弱音まがいの話を聞いてもらっていました。だけど、この半年間、いつものように言われていたとおりの現実を得ています。「半年間はどんなに頑張ってもなかなか手応えが無いはず、でも半年超えたあたりからジワジワ来るから、マイナスなこと考えずに今できることを着実にやりながら待ってみましょう」本当に毎回、これ言われていた気がします。今年の1月から本当に不思議なことに一気に新規客が増え始めました。すぐに思ったことは「先生の言ったとおりだ・・・」これ、思わず声に出して言ってしまったほどです。

疑い心を持ちやすい性格の僕でしたが、一度覚悟決めて頼ると決めた以上、この疑いは一切捨てるべきだと思います。完成を迎え運営が始まるずっと前なのだからそれは疑いの気持ちはだれでも持っているものだと思います。僕が思い通りの現実を手に入れられているのは、紛れも無く、疑いの心を捨て、先生を信じてみた。それだけだったと思います。

実際に今この瞬間で自分自身を評価するとしたら、本当によくやった!と思います。ですが、これは自分の知恵や判断では結果は異なっていたと思います。知恵と判断の部分は先生についてもらい、自分は信じて指示通りの“行動”をした。開業はチームで成し遂げたものだったと思います。

bhの飯島先生、藤井先生、辻井先生には本当に感謝しております。

これからも末永くよろしくお願いいたします。

 

インタビュー日時:2015年5月1日 (インタビュアー:bhのHP制作請負会社、担当者)

 

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